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風の神とオキクルミ

萱野茂文

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784338010177
ISBN 10 : 4338010177
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1999
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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この本に関しては、アイヌの民話に詳しくな...

投稿日:2021/03/11 (木)

この本に関しては、アイヌの民話に詳しくない方は、最後のページの萱野氏の文章を読んで、アイヌにおける人間と神の関係を知っておくといいかもしれません。 アイヌの神は、神道の神以上に人間的に感じられます。 そもそも、地上にいたずらをしようとする時点で、キリスト教などとは違いますし、そこに他の神が巻き込まれてしまうのもおかしい。 神に負けない人間がいたりもして、その正体がわかる。 アイヌの家には、たくさんの神がいます。 そのことがわかる、一つの物語だと思います。

ダム さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗

    風の女神・ピカタカムイは、風の舞を舞って村中の家を吹き飛ばしたと思ったら、一軒だけ残っていた。何度強い風を吹かせてもその家だけは必ず残っている。ある日、アイヌの若者が訪ねて来てアイヌの舞を舞うとピカタカムイはズタズタにされてしまう。女神が名を聞くと、オキクルミだと言う。オキクルミは元々神の国にいた。それを知った女神はそれ以降、そよ風の舞しか舞わなくなり、平穏な村になった。

  • ゆうゆうpanda

    アイヌの神話です。昔こんな神様がいました〜ではなく「私はピカタカムイという女神 神の国の風の神です」と始まります。神様自身が語るのが珍しいと思います。神の存在が確かで、感情移入できる対象である…アイヌの人と神の関係性は面白いです。この女神、悪戯者の悪い神。退屈を紛らわすためにアイヌの村吹き飛ばします。何度も。抗議に来たオキクルミに風を操る力でこてんぱんされ、その後はそよ風を吹かせる良い神に変わります。オキクルミは人間と暮らす神、アイヌ神話の主役です。俄然興味が湧きました。『オキクルミのぼうけん』早速予約!

  • かおりんご

    絵本。風の神様が意地悪なのだけど、それをオキクルミがやっつけちゃうところがいい!さすがオキクルミです。

  • shiho♪

    図書室絵本。作者の萱野茂氏はアイヌ文化の伝承第一人者。 神の国の風の神ピカタカムイはアイヌの村を吹き飛ばすいたずら好きの女神。それに怒った村の若者、オキクルミ。彼は神の国からアイヌの国へいった守護神。オキクルミの説得によってピカタカムイは改心する。 あとがきによると、アイヌの神は絶対的ではないようだ。人間にとってためになる限りで神である、と。自然全てが神だけれども、アイヌの人たちにとって不都合ならばちゃんと言い聞かせるという神の向き合い方がとても新鮮に感じられた。

  • 遠い日

    ウエンカムイ(悪い神)のひとり、ピカタカムイ(風の神)の横暴に腹をたてたオキクルミ。オキクルミはアイヌの守護神のような存在で、アイヌの国に人々に生活の術を教えた神。オキクルミの逆鱗に触れたピカタカムイは以後、悪さをすることなく、沙流川を守る。アイヌの伝承は、神々の働きが自然の中でダイナミックになされることが魅力的。

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