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日本語を味わう名詩入門 1

萩原昌好

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751526415
ISBN 10 : 4751526413
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

すぐれた詩人の名詩を味わい、理解を深めるための名詩入門シリーズ。本巻は宮沢賢治。初期の作品「屈折率」から晩年の「雨ニモマケズ」に至るまで、年代を追って変化していく賢治の詩風を味わえる。

【著者紹介】
萩原昌好 : 1939年神奈川県に生まれる。東京教育大学、同大学院を卒業後、埼玉大学教授、十文字女子大学教授を経て、現在に至る。宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    このシリーズで私は「茨木のり子」さんの詩集を読んでいますが、宮沢賢治を読んでみようと手に取りました。小中学生向けに解説が書かれていてわかりやすくなっています。やはり科学的な分野に強い作家だったせいか宇宙などに関するものが結構多くあるようです。私は昔から知っている「春と修羅」が好きなのですがこの対象読者には難しいと思います。「政治家」という詩があるのを初めて知りました。

  • ゆきち

    藤城清治さんの影絵や絵本が大好きで、先日、藤城さんが挿絵、文を手がけた『銀河鉄道の夜』を読みました。藤城さんは、とても読み込んでいてわかりやすい絵本にされていたので、わたしも宮沢賢治の作品に躊躇なく始めてきちんと読みました。そして、宮沢賢治ってどんな人なんだろう。童話は知っているけど、詩は『雨ニモマケズ』しか知らないなと思い、本書を手に取りました。理解できていないと思いますが、宮沢賢治が自然を愛し、人を愛し、そして時には憎み、苦しんだことがわかりました。妹が亡くなる朝に書いた『永訣の朝』は心に沁みました。

  • Y

    色んな詩があった。大自然というイメージがあったけど、そればっかりじゃなかった。春なのに不穏な調子の詩があった。こんな風に世界を見ていた人なんだと思った。私はご機嫌な雰囲気の詩が好きだ。なぜなら思わず声に出して読んでみたくなったから。挿絵も素敵だ。有名な「雨ニモマケズ」は不意うちで胸を突っつかれたような衝撃。今の自分には特に響いた。宮沢賢治の詩の世界にもっと深く沈んでみたくなった。

  • 紅香

    あんなおそろしいみだれたそらからこの美しい雪がきたのだ『永訣の朝』より。。宮沢賢治こそ雪だと思う。裕福な家に生まれ、何の苦労もなく本当なら生きられたはず。でもこの美しい歌は舞ってはこなかっただろう。自ら暗い中に飛び込み、ほんとうのさいわいを求め、みんなと寄り添う生涯を選んだ。どこまでも透明で優しい宮沢賢治。苦難に踏みつけられても通り抜けた感情はそれでも真っ白な雪。澄みきって美しい。少しでも近づきたいと憧れる。一篇の詩に丁寧な解説。より一層深く知ることができた。ゴッホとの繋がりも分かって嬉しかった。

  • クラムボン

    小中学生に向けて書かれた詩の入門編。そして1巻目が宮沢賢治。「雨ニモマケズ」「永訣の朝」はわかり易いが…大人でも難解な詩が多いのが賢治だ。これについては編者の萩原昌好も重々承知で、その上で敢えて読んでほしい…そうだ。ともあれ、まずは、詩集としての本のつくりが素晴らしい。子ども向けの本というと、大人が読むと不満があるものだが、それが無い。装幀も含めたブックデザインが優れているのだろう。内容は詩一篇ごとに解説がついている。「言葉の説明はほどほど、著者がどこに心を動かされたのか」に主眼を置いているのが良い。

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