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(17)新川和江 日本語を味わう名詩入門 第3期

萩原昌好

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751526576
ISBN 10 : 475152657X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代を代表する女性詩人の一人、新川和江。その、母としてのまなざしと、未来への祈りがこめられた美しい詩を味わってみましょう。

目次 : 可能性/ ノン・レトリック1/ 記事にならない事件/ わたしを束ねないで/ 母音―ある寂しい日私に与えて/ どこかで/ 海への距離/ 地球よ/ わたしの庭の…/ 青草の野を〔ほか〕

【著者紹介】
萩原昌好 : 1939年神奈川県に生まれる。東京教育大学、同大学院を卒業後、埼玉大学教授、十文字女子大学教授を経て、現在に至る。宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • annzuhime

    図書館本。こちらも高校生の頃に好きだった詩人。「わたしを束ねないで」がすごく印象的で、ノートに書き写して何度も読んだ覚えがある。今改めて読んでも心に響く。母となった今では、子を思う新川さんの気持ちがよく伝わってくる。誰よりも守りたい存在。でも時に手放すことも必要。強く優しい母親の眼差しが、読んでいて温かい気持ちにさせてくれる。

  • syota

    図書館の児童書コーナーで偶然見つけた本。新川さんは、以前何年か住んでいた土地にゆかりの詩人なので、詩は全くの門外漢ではあるけれど、この機会に読んでみようと手にとった。小学校高学年から中学生を対象にした編集だと思うが、大人の私が読んでも心にすっと入ってくる素晴らしい作品が多い。女性らしい柔らかさと母親の優しさが心地よい作品や、自立した女性としての芯の強さが伺える作品、イメージが大きく膨らみ幻想味さえ帯びている作品など、味わいも様々。作品ごとについている解説も分かりやすく、初心者の私にはありがたい。

  • 遠い日

    新川和江といえば「わたしを束ねないで」。強烈な印象を持った忘れ難い詩。何者でもない自分をこんなに明瞭に主張した詩に、目を覚まされた思いがしたものだ。自然のものを詠みこんだ詩に、人というものの生き方を重ねるのも興味深い。

  • 葉鳥

    「わたしを束ねないで」は学生の頃に授業で取り上げられた記憶がある。そのときはなんともなしに読んでいた詩だったが、たまたまこの本を見つけてその頃ぶりに詩を読んだときに、ストンと自分の中に入ってくる感覚があった。この感覚を大事にしたい。「名付けられた葉」も新川さんの詩だとは知らなかったので驚いた。

  • スローリーダー

    詩の難解さに辟易して遠ざけている人(僕)にぴったりの入門書。読者対象が子どもやその父母、教師だったりするので抽象的で難解な作品は採録されていない。詩は言わずもがな、詩に付された解説が素晴らしい。作品の本質を平易な言葉で提示し、作品の理解度を確実に深めてくれる。自分や動植物や自然が、形を変えたり他のものに成り代わったり時代を自在に往き来したりする詩を読んで、新たな感覚を会得出来た気持ちになった。「元旦」「わたしの庭の…」「どこかで」「源流へ」等感銘を受けた。

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