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歌集 滑走路

萩原慎一郎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784048764773
ISBN 10 : 4048764772
Format
Books
Release Date
December/2017
Japan

Content Description

32歳。若き歌人が遺した至極の295首。第一歌集。

目次 : 1(メモ帳/ プラトンの書/ 滑走路 ほか)/ 2(靴ひも/ 平凡を嘆きたる夜に/ 蒼き旗 ほか)/ 3(こころの扉/ 歌詠む理由/ 模索の果て)

【著者紹介】
萩原慎一郎 : 1984年東京都生まれ。私立武蔵高校・早稲田大学卒。りとむ短歌会所属。第5回角川全国短歌大賞準賞(2014年1月)。平成25年度NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(岡井隆選)「滑走路」(2014年1月)。第31回朝日歌壇賞(馬場あき子選)(2015年1月)。第36回全日本短歌大会毎日新聞社賞(2015年9月)。平成27年度NHK全国短歌大会特選(馬場あき子選)(2016年1月)。第37回全日本短歌大会日本歌人クラブ賞(2016年9月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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小説化されている物を間違って手に取ってし...

投稿日:2021/03/11 (木)

小説化されている物を間違って手に取ってしまったので、注意です。 これは本当に著者が残した作品です。 若くして短歌の才能を認められただけあって、みずみずしい。 しかし、短歌に行きつくまでには、人生の蹉跌があった。 本人の問題ではなく、周囲の悪意によって人生が狂っていった。 早世してしまったが、作品は生きている。 この一冊で全部ではない。 全作品を読んでみたい。

ダム さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 昼寝ねこ

    萩原慎一郎の第一歌集。彼はこの歌集の出版を待たずに若くして亡くなった。しかも自殺という悲しい結果だった。この歌集には非正規社員として働かざるをえなかった彼の心の叫びが平易だが深い言葉で綴られている。 『非正規の友よ、負けるな ぼくはただ書類の整理ばかりしている』『ぼくも非正規きみも非正規秋がきて牛丼屋にて牛丼たべる』 いまさら望めぬことではあるが、彼がこの先も生きていて出会えたはずの人生を歌として昇華した作品を味わってみたいと思った。きっと誰もの心に静かに深く染み入るような名歌だっただろうと惜しまれる🙏

  • おしゃべりメガネ

    読友さんの紹介&オススメにより手にとった歌集です。普段、なかなか手にとるコトのないジャンルの作品ですが、読めて本当に良かったと。32歳の若さで急逝した作者さんの短歌は1つ1つがあらゆる面白さを含んでいます。何気ない日常からのひとコマを「おお〜」っとさせてくれたり、一瞬何のコトやら?と不思議なキモチにさせてくれたりと飽きるコトなく、サラサラと読み進めていけます。大きな感情の動きはあまりないかもしれませんが、短歌ならではのリズムが心地よく、何度も何度も繰り返し読みたくなる一冊です。本当に勿体ないです…合掌。

  • belalugosi6997改めベラ・ルゴシ

    本当は歌の行間が読めて、一言々々を噛み締められ、涙出来たらどんなに幸せなんだろうと思う。そんな私にでもある程度理解させてくれるのが「あとがき」である。歌だけ読んでもちっとも面白くない歌が、あとがきのおかげで衝撃的なドラマを知ることになる。久しぶりに良縁を感じました。

  • 舟江

    心根の優しい作者。短歌というもろ刃の剣に敗れてしまったように思えた。歌はストレートで、研ぎ澄まされたものが多々あった。しかし激しい歌はなかった。

  • シナモン

    とても良かった。若い心の叫び。心に刺さるものが多かった。この歌集を教えてくださった方に感謝。

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