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命令の不条理 逆らう部下が組織を伸ばす 中公文庫

菊澤研宗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122072800
ISBN 10 : 4122072808
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の組織に必要なのは、勇気ある部下の「命令違反」だった!太平洋戦争中の実例から、「良い命令違反」「悪い命令違反」を経済学理論で分析。「不条理な命令」を覆す部下と、それを許容するマネージメントが組織の危機を救い、組織を進化させることを証明する。『組織の不条理』への解答篇。

目次 : 人間は限定合理的な存在である/ 第1部 二つの組織の不条理(“タイプ1”の不条理―インパール作戦での牟田口廉也/ “タイプ2”の不条理―ガダルカナル戦での白兵突撃戦術/ 命令違反のすすめ)/ 第2部 “タイプ1”の不条理を打破する命令違反(ペリリュー島での中川州男の良い命令違反/ ノモンハン事件での辻政信の悪い命令違反/ 良い命令違反と悪い命令違反1)/ 第3部 “タイプ2”の不条理を打破する命令違反(ミッドウェー海戦での山口多聞の良い命令違反/ レイテ海戦での栗田健男の悪い命令違反/ 良い命令違反と悪い命令違反2)/ 命令違反のマネージメント

【著者紹介】
菊沢研宗 : 1957年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。同大学大学院商学研究科博士課程修了。ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員、カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院客員研究員、防衛大学校社会科学教室教授、中央大学教授を経て、慶應義塾大学商学部・大学院商学研究科教授。著書に『比較コーポレート・ガバナンス論』(第一回経営学史学会賞受賞)、『ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー』(慶應義塾賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アミアンの和約

    「組織の不条理」に続く姉妹本のような立ち位置。同書を読んでいるのなら3章までは流し読みでも良い。(ほぼ同じ内容なので)。命令違反というやや刺激的なタイトルだが、反逆の指南書というわけではない。指示をこなすだけではなく、自分なりの意見を持ち、それを問う心構えが問われている。

  • nishiyan

    光文社新書『「命令違反」が組織を伸ばす』を改題し、文庫版あとがきが収録された本書。「人間は限定不合理な存在」であることを押さえておくことが必要となる。そして正当性と効率性の不一致、私的個別性と社会的全体性の不一致という二つの不条理に陥ってしまう。これらへの処方箋として「命令違反」があるのだが、これも良い悪いが存在する。そこを太平洋戦争での旧軍を例に挙げて解き明かしている。印象深いのはペリリュー島での中川州男大佐である。戦局を大きく打開できた訳ではないのだが、後の島嶼防衛戦に影響を及ぼした点は興味深かった。

  • CTC

    22年中公文庫、初出は07年光文社新書。著者は新制度派経済学が専門の慶應大名誉教授。組織は合理的に成功するか、非合理ゆえに失敗するかの二分ではなく、“合理的に失敗する”事がある、つまり“不条理”の存在に着目したのが17年同文庫の『組織の不条理』だった。著者は防大教官だった00年にダイヤモンド社からこの本を出し…同僚らが書いた『失敗の本質』の副読本的に世の中に受け入れられ(悼 野中氏)、今は仲良く中公文庫で並ぶ存在だ。本書はこの『組織〜』の続編で、不条理をどう克服すべきか実践的方法を探る1冊を謳うが…。

  • aquilane

    A プロスペクト理論

  • startvalue

    ★★★★

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