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ISBN 10 : 4865981209
Content Description
《カチューシャの唄》《船頭小唄》《東京行進曲》《東京音頭》など、数々の名曲を生み出した日本歌謡曲のパイオニア・中山晋平。
近代日本音楽史、レコード産業史をバックグラウンドに、その魅力あふれる音楽個性と業績を辿る!!
優れた歌は、平和な時代にあってこそ生まれる。それは、不健康=センチメンタリズムから逆転できるバイタリティーとなる歌なのである。そのような優れた歌は、個人の自由が尊重される民主主義のなかで、きっと抒情と雄大なロマンチシズムに溢れた国民皆唱となるであろう。そのような意味においても、日本人の心情を表現する上で日本民謡のエネルギーに着目し、俗謡に宿るセンチメンタリズムを西洋音楽の技法で素朴・甘美に表現した中山晋平のメロディーに、今一度目を向けるべきではなかろうか。(本文「エピローグ」より)
※2007年に刊行された『近代日本流行歌の父 中山晋平伝』(郷土出版社)を加筆・修正した増補新版。「中山晋平―近代流行歌の時代」「中山晋平の民衆歌謡と宮沢賢治」を新たに増補。
中山晋平の生涯を描いた映画『シンペイ〜歌こそすべて』が、1月10日より東京・TOHO シネマズ 日比谷ほかで公開!!
歌舞伎俳優・中村橋之助が映画初出演にして初主演!!
【著者紹介】
菊池清麿 : 音楽評論・歴史家。1960年、岩手県宮古市出身。明治大学政経学部卒、同大学院修了。明治大学マンドリン倶楽部では音楽を、橋川文三ゼミで思想史を研鑽。藤山一郎、古賀政男、中山晋平などの日本近代の大衆音楽関係者の評伝・伝記を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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