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「考える腸」が脳を動かす 集英社新書

菊池志乃

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087213843
ISBN 10 : 4087213846
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

脳と腸は互いに影響し合っており、これを「脳腸相関」と呼ぶ。脳と腸をつなぐ経路には、「神経系」「内分泌(ホルモン)系」「免疫系」があり、近年では「腸内細菌叢(腸内フローラ)」が深く関わることがわかってきた。これにより、胃腸のストレス関連不調に「認知行動療法」という新たな心理療法の道が開かれつつある。その研究者である消化器病専門医が、脳腸のしくみや過敏性腸症候群、糖尿病、肥満症、アレルギー、さらにはうつ病やアルツハイマー病との関係などについて最新の知見を示しながら、日常に役立つセルフケア法を伝える。

目次 : 第一章 腸は自ら働く…「第2の脳」の正体は「腸管神経系」/ 第二章 脳と腸の2番めの経路は「ホルモン系」…ストレスの伝わりかた/ 第三章 脳と腸の3番めの経路は「免疫系」/ 第四章 脳と腸の連絡を活発するのは「腸内細菌」/ 第五章 「やせ菌」「でぶ菌」は本当にいる?睡眠や寿命に関係する?…腸内細菌Q&A/ 第六章 検査で異常なしの下痢・便秘は脳腸相関が原因/ 第七章 肥満症・アレルギー・うつ病・アルツハイマー病と脳腸相関/ 第八章 「脳腸相関」治療の現在地から新しい時代へ

【著者紹介】
菊池志乃 : 名古屋市立大学大学院医学研究科共同研究教育センター助教。京都大学大学院医学研究科・健康増進・行動学分野客員研究員。医学博士。消化器病専門医。消化器内視鏡専門医。京都大学大学院医学研究科博士課程医学専攻修了。同大学院同科特定助教を経て現職。専門は過敏性腸症候群と認知行動療法。2022年、日本初の過敏性腸症候群に対する集団認知行動療法の大規模ランダム化比較試験を実施、有効性を報告して評価される。現在も同疾患への新たな心理療法の臨床試験を継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

    実は身体の具合がどうにも改善せず、何かヒントになるものはないかとすがる思いで手に取りました。体の中枢である脳が腸と関係ない訳はないけれど、脳腸相関としてその関係性が明確になれば、腸の不調を改善するためにどのように脳にアプローチしたらいいかという理解が深まりました。「心と身体」というように別物として捉えるのではなく、互いの生理学的な作用を認識すればイタズラに薬に頼ったりしなくてよくなるのでは?と感じました。

  • Janjelijohn

    脳と腸はつながっている。腸内環境が脳に影響するし、また逆もしかり。生活習慣と食生活を整えて腸と脳を健康に保とう。という本です。 個人的には食物繊維をもっと接種するのと、低GI食品を摂ろうと思う。

  • coldsurgeon

    以前勤務したことがある大学病院消化器内科医による、脳腸相関がどのような仕組むを人の体の中に展開しているかの現在的理解を提示した書籍。長官神経系の存在により第2の脳といわれている所以、5つの消化管ホルモンの存在、IgAやノーベル賞で話題となったTレグなどの免疫系の関与、超兄細菌叢と短鎖脂肪酸の関わり、などエビデンスがうまく説明されている。医療的な内容として、過敏性腸症候群に対する認知行動療法の臨床試験が良好な結果を示したことは、興味深かった。腸管環境の重要性が、多くの研究によって認識されることを祈る。

  • Ichimetal

    第二の脳と言われる「腸」。 脳腸相関・腸脳相関と言われるが、実は腸が身体を操ってるんじゃないの⁇って思い始めました。「気」を遣う以上に「気配り」している腸を労ってあげないといけないなぁ〜と感じました🥹

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