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北朝鮮帰国事業 「壮大な拉致」か「追放」か

菊池嘉晃

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121020291
ISBN 10 : 4121020294
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan

Content Description

1959年から四半世紀にわたり行われた北朝鮮帰国事業。南北統一への“活用”を意図した北朝鮮の思惑と、過激な政治分子と貧困層排除を目論んだという「日本策略論」を検証。「悲劇」を生んだ真実に迫る。

【著者紹介】
菊池嘉晃 : 1965(昭和40)年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。87年読売新聞社入社。地方支局、社会部、地方部、週刊誌『読売ウイークリー』担当などとして、北朝鮮・韓国関連の取材に携わる。94〜95年には韓国の成均館大学大学院に留学、2000年にまとめた北朝鮮帰国事業に関する論文(韓国語)で修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おらひらお

    2009年初版。内容が重そうなだけに2年ぐらい積読だった本です。内容的にはいろいろな思惑が重なり合って帰国事業が推進されたのですが、悲劇的な結果になったことが記されています。もし、北朝鮮がもう少しまともで、帰国者もそこそこ満足できていたならば、結構な美談として語られるのでしょうが・・・。今は朝鮮総連本部も競売にかけられています。本書は参考文献も多く概観をつかむことができる良書といえそうです。

  • ラウリスタ〜

    現在の込み入った東アジア情勢を考える上で非常に参考になった。なぜ人々は夢の国という幻想を信じて「帰還」してしまったのかが分かった。今からは想像しにくいことだが北朝鮮の方が韓国よりも豊かだと信じられた時代があったんですよね。北朝鮮の波止場で、豊かなはずの北朝鮮の出迎えの人々のぼろぼろの姿と、悲惨から逃れてきたはずの日本からの着飾った人々の対比。あんまり政治にはかかわりたくないと思ってしまうんですが、その姿勢は逃げだったなと反省させられます。

  • あんぽんたん

    自身は30代である。子供の時から既に北朝鮮は閉鎖的な国家となっており、謎な国という印象が強かった。帰国事業の話をはじめて知ったのは漫画『ナニワ金融道』であり、今の在り方からは想像できないイベントがあったことに衝撃を受けた。ある程度の背景知識を持ちながら本書を読んだが、その情報を上手く整理することができた。悲劇を生んだ原因に北朝鮮当局の欺瞞があったのは疑いようもないが、当時のマスコミや支援者には帰国者を騙す意図はなく善意からの行動だったのがよくわかる。その善意を蔑ろにした意味でも本事業の罪深さが際立つ

  • シュミットさん

    当時「地上の楽園」と喧伝された北朝鮮を目指して渡海した在日朝鮮人や日本人妻、その家族は9万人にも及ぶとされる。待っていた現実は阿鼻叫喚の地獄だった。一説によると北朝鮮が崩壊すれば10万人が日本に押し寄せるという。受け入れ態勢をどうすべきか。対岸の火事では済まされない。

  • まさむね

    恥ずかしながら全く知らなかった。戦後史最大の暗部かもしれない。「帰国者らに「悲劇」をもたらしたのは、帰国事業そのものというより、帰国運動による宣伝で伝えられた北朝鮮の姿と、現実の姿とが、あまりにも異なっていたからである。」

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