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ポストフェミニズムの夢から醒めて

菊地夏野

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791777334
ISBN 10 : 4791777336
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フェミニズムは終わらない、いや終わりようがない
フェミニズムの終焉をかたる「ポストフェミニズム」の時代を経て、私たちは再びその盛り上がりに立ち会っているといわれる。だがそこで喧伝される「新しいフェミニズム」の実像と、その向かう先は果たしてどこまで理解されているだろうか。ネオリベラリズムと結託した「リーン・イン」や「女性活躍」の欺瞞を問い、セックスワーカーやトランスジェンダーへの差別、「慰安婦」問題などそこからこぼれ落ちるものにまなざしを向けることで、見えてくるものとは。フェミニズムをあきらめないための、たしかなる提言。

【著者紹介】
菊地夏野 : 1973年、宮城県生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科教員。専門は社会学、ジェンダー/セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • わん子

    特に印象的だったのはT部最後の逃げ恥考察とU部最後の田中美津論。この2つは対比になっているようにも感じられた。 逃げ恥論考はポストフェミニズム、ネオリベラルフェミニズムとしての観察と分析に瞠目。田中美津へのリスペクト溢れる文章は、最後のくだりで涙してしまった。 また、安倍統一教会論については、ジェンダーから統一教会問題を考えるという、メディアではあまり報じられてない視点を得ることができる。 鋭い文章だが、通底してあるのは、権力に蹂躙され運命に翻弄される、小さな人間への愛や優しさではないだろうか。

  • pushuca

    夢見たというポスト・フェミニズムは悪夢だったのか、快夢だったのか?いずれにせよ著者はそこから醒めている。

  • yuyuCh

    男性の私の立場から「これは良い/悪いフェミニズムなのでは」「これは分かる/分からない議論だ」と言うこと自体に暴力を孕むことを分からないでないけど、この菊池さんの議論は極めて妥当だといつも思う。と同時にこの人の視座(つまり女性活躍という動員への批判的まなざし)に立つのであれば、我々はなぜ男性であるというだけで不可避に経済的プレイヤーとして動員され、それを拒否するのに女性より遥かに強いプレッシャーがかけられるのか?と次には問うべきだろう。誰が?という問題は残されるが、それをフェミニズムに期待するのは筋違い。

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