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ヘタな人生論より徒然草 賢者の知恵が身につく 大人の古典

荻野文子

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309408217
ISBN 10 : 4309408214
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2006
Japan

Content Description

兼好法師流「賢く生きる」ための、これが絶妙なバランス感覚!確実に、身軽に人生を歩むための知恵とは…。

目次 : 第1章 観る―世間という魔物の正体を観察する/ 第2章 つき合う―疎み疎まれずに人とつき合う極意/ 第3章 捨てる―あれもこれもの欲望をいかに捨てるか/ 第4章 暮らす―こころ穏やかに日々を暮らすために/ 第5章 高める―わが身を内から支える品性と教養の高め方/ 第6章 極める―別れがあり、いつかは死ぬ 限りある人生をどう極めるか/ 第7章 生きる―自分らしく生きるためにつれづれの境地にあそぶ

【著者紹介】
荻野文子 : 兵庫県西脇市生まれ。上智大学文学部国文科卒。1985年に予備校講師となり「マドンナ先生」として人気を博す。現在、東進ハイスクール客員講師として、自作のVTR授業を同校の衛星放送に配給している。また、95年から西脇市で大学受験塾Ans“アンズ”を開校し、その後、Ans中学部を併設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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予備校教師として有名な荻野先生の著作。必...

投稿日:2012/02/11 (土)

予備校教師として有名な荻野先生の著作。必要な章段を和訳したものと、荻野さんの実体験も交えての論がセットになって展開しています。これを読んだからと言って、人生観が変わる!といった目新しいものはありません。日本人になじみ深いけれど、実はよく知らない人も多い『徒然草』の中身を分かりやすく説明し、兼好流の“生きていくうえで心に留めておいたほうがいいこと”を解説してくれている本です。「兼好ってこんな風に考えていたのかな」と思いを馳せたり、普段の自分の生活を振り返って「なるほど」と思わされたりします。難しい古文は出てこず、全て訳した状態でピックアップしてありますし、著者なりの解釈で解きほぐした形での説明が大半なのでとても理解しやすく読みやすいと思います。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 団塊シニア

    大切なのは論でなく行動、手を汚さない批評より汗して働く偽善のほうが善に限りなく近いという作者の解説は具体例を交え分かりやすい

  • マッピー

    タイトルで「へたな人生論」と書いておきながら、これはへたな人生論じゃないですか。まず『徒然草』の一文を抜粋する。そこに書かれたことと近い自分のエピソードを紹介し、どうすればよかったのかを分析するという型がきっちり決まっている。そもそも鎌倉時代の随想を現代に持ってきたところで、リアルな感覚とはならないからいいのだ。それが著者のエピソードになると、リアルに悪口めいて、ちょっと気分がよろしくない。そしてそれが延々と続くこの本の構成。薄い本なのに、とても時間がかかってしまいました。とても一気には読めなかったので。

  • 高橋 橘苑

    本書は、「ヘタな人生論より〇〇〇」というシリーズものの一冊であるようだが、タイトルで損をしていると思える。「徒然草」の入門書として最適である。古文の分かりにくい言い回しを理解できるように、平易に解説してくれている。「徒然草を読む」は時空に対峙する哲学的な内容であったのに対し、こちらはもっと間口が広く、全編からの引用と、著者の具体的な体験例で構成されている。著者の荻野さんは「不惑の四十」を過ぎて、「徒然草」の真意が解る様になったと述べているが、自身もタイミングとも云える時期に巡りあったのかもしれない。

  • 獺祭魚の食客@鯨鯢

    その昔、入試対策のため「外国語」のような文章を「訳し」ながら読んだ記憶があります。その時は作品を味わうより、入試問題として出題されるかどうかということの方が気になっていました。断片的な文章の「解読」ばかりで、人生経験のない若輩に作品の言いたいことを理解することは困難でした。そして還暦を目前にした今、カリスマ予備校講師の「講釈」のおかげで楽しむことができました。「マドンナ」と言われていた氏の予備校での講義を見るような乗りを感じ、楽しく読むことができました。これならば、古文嫌いにはならなかったかも。

  • やまはるか

    古典を教える予備校の人気講師が現代語訳した徒然草の章段を人生訓として読み解く。如何に賢者が著わしたものといえ14世紀に綴られた言葉が700年後の凡人にこうも響くのは何故か。題名を意識した著者の訳も影響していると思われるがそれにしても700年のギャップはどこへ行ってしまったのか。あれもこれもと頷かざるを得ない人生訓をシャワーのごとく浴びながらこの不思議に戸惑った。

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