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検証 治安維持法 なぜ「法の暴力」が蔓延したのか 平凡社新書

荻野富士夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582860726
ISBN 10 : 4582860729
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

100年前に成立した治安維持法。逮捕者が数十万人に及んだ。稀代の「悪法」の成立背景やその内容、また「悪法」とされた点などを検証。多角的な視点から捉えた決定版。

【著者紹介】
荻野富士夫 : 1953年埼玉県生まれ。82年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。小樽商科大学商学部教授を務め、2018年定年退官、同大学名誉教授。専門は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tomoichi

    著者は「悪法は法にあらず」主義で、私は「悪法もまた法なり」の法実証主義で相入れない。まあコミュニストに何言っても仕方ない。とはいえ、治安維持法について読みたければコミュニストが自己正当化の為にせっせと調べてくれるので、その意味ではありがたいし、彼らが何を嫌がるのかも理解できて一石二鳥。戦前の取り調べ方法など正当化する気もないが、事実そういう時代だったと理解するしかない。本書ではまた朝鮮・台湾・満州国の治安維持法についても言及されていて、力作である事は否定出来ない。マニア向け。

  • アトラス書房

    某政党が治安維持法を肯定していたので、図書館で通読。(489頁)何度も治安維持法の復活・再来が叫ばれ、その都度、ほぼ阻止しえた一方で、現行のさまざまな法令(暴力行為等処罰に関する罰則や建造物侵入違反〔刑法〕など)は本来の法益を飛び越えて、使い勝手のよい治安法的な機能を発揮している。

  • KocmocKocma

    3月9日の多喜二祭で購入し、荻野先生にサインをいただいて以来、毎晩寝る前に聖書とともに、1節ごとに読んでいてようやく読了。 終章にあるように「治安法はひとたび制定されると、…取り締当局の恣意的運用にまかされ、その適用範囲を増殖拡張していく」「思想を取締り、人権を蹂躙することが誤りであり、否定されるべきこと」を「大きな犠牲の代償として学んだ」はずの私たちだが、治安維持法の復活再来を謀る動きは絶えないことを心に留める。 朝鮮・台湾・満洲においてより苛烈な法の暴力が猛威を振るっていたことも改めて記憶しておく。

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