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北極男 増補版 考える脚の誕生と助走 ヤマケイ文庫

荻田泰永

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635049818
ISBN 10 : 4635049817
Format
Books
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

日本唯一の北極冒険家、荻田泰永のデビュー作。年々悪化する海氷状態、まったく前に進めない乱氷帯、極限の飢え、そしてホッキョクグマの恐怖。なぜそこまでして過酷な北極へ通いつめるのか?生きるとは何か、を探すうちにさまざまな出会いを通じて極地にたどりついた男は、やがて「考える脚」へと変貌を遂げる。その冒険の過程を描いた珠玉の青春記。

目次 : プロローグ(ある取材記者との会話)旅の準備・北極ってどんなところ?ほか/ 1回目 初めての北極―2000年北磁極/ 2回目 北極一人旅―2001年レゾリュート/ 3回目 単独初挑戦―2002年500km徒歩行/ 4回目・5回目 出会い―2003年ケンブリッジベイ/ 6回目 犬ゾリ2000kmの旅―2004年グリーンランド/ 7回目・8回目 挫折―2006年ケンブリッジベイ・2007年1000km単独徒歩行/ (ある取材記者との会話・その2)冒険家の悩み・働くこととお金の話/ 9回目・10回目 再起―2008年皆既日食・2010年北磁極単独/ 11回目 角幡とフランクリン隊を追う―2011年1600km二人旅/ 12回目 無補給単独徒歩による挑戦―2012年北極点/ 13回目? 北極点を越えて―2014年再びの挑戦を目指して

【著者紹介】
荻田泰永 : 1977年神奈川県生まれ。カナダ北極圏やグリーンランド、北極海を中心に主に単独徒歩による冒険行を実施。2000年より2019年までの20年間に18回の北極行を経験し、北極圏各地をおよそ10,000km以上移動。世界有数の北極冒険キャリアを持ち、国内外のメディアからも注目される日本唯一の「北極冒険家」。2016年、カナダ最北の村グリスフィヨルド〜グリーンランド最北のシオラパルクをつなぐ1000kmの単独徒歩行(世界初踏破)。2018年1月5日(現地時間)、南極点無補給単独徒歩到達に成功(日本人初)。2018年2月2017「植村直己冒険賞」受賞。2021年5月神奈川県大和市に「冒険研究所書店」開業。日本国内では夏休みに小学生たちと160kmを踏破する「100miles Adventure」を2012年より主宰。北極で学んだ経験を旅を通して子供達に伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • goro@the_booby

    南極は大陸だけど北極って海なんだよね。海氷が出来ることで歩いて行ける。そんな北極を極める男の物語。見たい知りたい触りたいの好奇心が情熱に火を灯すのでしょう。北極点に触れないけど思わず膝まづくだろうな。飽くなき行動の持つ熱さは多くの若い人に読んでもらいたい1冊。角幡さんの単行本解説も掲載されてますが、「北極バカ一代」ですがとても眩しい一代。今度「冒険研究所書店」にお邪魔しますね。

  • 北極専門の冒険家・荻田泰永さんのノンフィクション。ジャオコウウシの件は少し悲しいなあ・・・。氷の危険、シロクマの恐怖と戦いながら、強い人だな。

  • スプリント

    冒険家荻田泰永の誕生秘話。 「君はなぜ北極を歩かないのか」を続けて読むと感慨深い。

  • imagine

    著者が営む「冒険研究所書店」にて購入。サインもいただく。読書や映画の醍醐味とは、「作者の経験や感情を疑似体験できること」だと私は考えている。荻田泰永氏の文章には、その醍醐味が詰まっている。北極に挑み、向き合い、次の世代に伝える。そんな人生を知ることができた充実の読後感。また、冒険や探険をする意味や意義について、行為の前に用意されているものではなく、行為の後に発見されてゆくもの、という主張も面白い。日本を代表するロッカー、甲本ヒロトの名言「プレーではなく、衝動を真似するんだ」を彷彿とさせる、熱い一冊だった!

  • カツ

    ひょんな事から北極の魅力にハマってしまった著者。毎年の様に12回も通って冒険をしている。生前の河野兵市さんに出会っていたり、角幡さんの「アグルーカの行方」で同伴してたのが著者だったりと意外な出会いがある。なので、また麝香牛母子の一件を読んで胸が苦しくなった。文体も穏やかで著者の人柄が窺えて好感がもてる。死を身近に感じる事によって「生きる」という行為と真摯に向き合えるのが冒険の魅力なんだろうと思った。

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