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ループ・オブ・ザ・コード 新潮文庫

荻堂顕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101057422
ISBN 10 : 4101057427
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

20年前に歴史の一切が“抹消”された、かつての独裁国家〈イグノラビムス〉。今や多数の企業が参入し、理想郷となったその国で、突如児童200名以上が原因不明の奇病を発症した。世界生存機関から派遣された私は、現地調査で人々の抱える闇に気づく。だが悲劇は再び目の前まで迫っていた。歴史を奪われた国に隠された衝撃の真実とは。混沌を生きる全ての人に捧ぐ、エンターテイメント超大作。

【著者紹介】
荻堂顕 : 1994(平成6)年生れ。東京都出身。早稲田大学文化構想学部を卒業後、様々な職業を経験する傍ら執筆活動を続ける。2020(令和2)年『擬傷の鳥はつかまらない』で新潮ミステリー大賞受賞、’24年『不夜島』で日本推理作家協会賞受賞、’25年『飽くなき地景』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    突如児童200名以上が原因不明の奇病を発症した理想郷に隠された衝撃の真実とは。世界生存機関に所属するアルフォンソが調査を命じられる近未来小説。20年前に民族のアイデンティティが消去され、再生のテーマパークとも揶揄されるその国での調査中、抹消の元凶となった生物兵器が強奪されて、悲劇の再来を恐れる事務総長から密命を言い渡される展開で、国がなくなってしまってアイデンティティが喪失することの意味、多様な価値観が配慮される未来ではどういうことが起こるのか、いろいろと考えさせてくれるなかなか読み応えのある一冊でした。

  • しい太

    20年前に歴史を抹消されて新たな国として再建された「イグノラビムス」で発生した謎の疾病と新たなテロリズム。世界が一致団結でひとつの国に対して同じ結論(しかも究極的な)を出して未来都市を創造する、という辺りがかなり無茶な前提だなと感じたが、その無茶は巡り巡って一家庭の小さな子どもに影響するし、同性愛者で家族や故郷から離れ、自らの生に執着しつつ懐疑的だった主人公の思考や行動とも共鳴する。骨太のプロットでありつつ心情描写が誠実かつ繊細で、若くして、しかも二作目でここまで書けるというのが衝撃。

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