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ISBN 10 : 4305707276
Content Description
『源氏物語』の出現は、驚嘆すべき新しい創造の試みであり、それは、日本の文学が遭遇した、画期的かつ最大級の文学史上の一コマであった。寓意や准拠といった観点を軸に、史書、説話、漢詩文、仏典など、様々な外部テクストを本文と対比して、作品世界に分け入り、中世的視界から『源氏物語』の内部世界を照射する。
目次 : 1(玄宗・楊貴妃・安禄山と桐壷帝・藤壷・光源氏の寓意/ 武恵妃と桐壷更衣、楊貴妃と藤壷―桐壷巻の准拠と構想/ “北山のなにがし寺”再読―若紫巻をめぐって/ 胡旋女の寓意―紅葉賀の青海波/ 胡旋舞の表象―光源氏と清盛と)/ 2(“非在”する仏伝―光源氏物語の構造)/ 3(宇治八の宮再読―敦実親王准拠説とその意義/ 源信の母、姉、妹―“横川のなにがし僧都”をめぐって)
【著者紹介】
荒木浩 : 1959年生まれ。京都大学文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)。大阪大学教授などを経て、国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。専門分野:日本古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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akuragitatata
読了日:2016/12/30
れじーな
読了日:2014/09/30
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