CD

Clarinet Sonata, 1, 2, : 大川遙(Cl)塩川正和(P)

荒木健志郎

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
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Catalogue Number
:
TIAA1038
Number of Discs
:
1
Format
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CD

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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令和のアマデウス。それにしてもこの演奏効...

投稿日:2021/07/12 (月)

令和のアマデウス。それにしてもこの演奏効果は凄い!! 擬古典主義という言葉がある。イーゴリ・フョードロヴィチとか、ジョゼフ・モーリスとかのアレである。ところでケンシロー氏。擬古典主義というかむしろ古典そのものである。これはもはや21世紀にウォルフガング・アマデウスを出してきた暴挙と言えよう。だが少し冷静に考えて見よう。確かに我々はメシアンに鳥のさえずりを聞き、武満徹に竹林を駆け抜ける風の音を聞いてきた。それはそれで良い。しかし、しかしだ!よく考えて欲しい。我々ハ衷心ヨリ本統ハ斯クノ如シ音楽ヲ聴テシ止マムと思ハザリ志哉?古典畢竟莫扎特也。此れ吾ラくらっしくをたノ本懐ラム哉?(ここからは少し真面目にやります)ここに荒木健志郎という我が国の才能があるとする。その彼が令和にアマデウスをぶち込んできたとする。そしてその音楽が一聴アマデウスのように聴こえたとする。でもなんか違うと感じるとする。ではその違いは何かと分析していくと、雑な表現になるけれどそれは演奏効果という結論に達する。PfとClの融ろかし合いが最早ピエールエルメのイスパハンのように心地良いのである。ピアノも上手いし、大川遥のクラリネットも冴えわたる。(大川さんの演奏は1回だけ実演を聞いたことがありますが、こうやってじっくり聴けるのは至福というほかない。録音はジャンジャンやって欲しい)1番はロマン派よりのモーツァルト、サンサーンスといったところか?2番はブルッフに僅かながらガーシュイン入った感じか?このアルバム。クラシック的に曲・演奏・録音の3点セットがぴったり息のあったときの奇跡のグルーヴ感。フレッシュな若者がやりたい放題やっている青春の瞬間を封じ込めた奇跡の一枚。思わず二度見、いや三度聴きしたくなるアルバムである。これを聴かずしては勿体なかろう。俄然この才能ある作曲家に興味が沸いてきた。間違いなくブレイクすると予言し、2021年7月12日。ここにタイムスタンプを刻むこととしたい。

コピーマスター さん | 千葉県 | 不明

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