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冒険は月曜の朝

荒木せいお

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784406062763
ISBN 10 : 4406062769
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

平日に、男子と二人で出かけるなんて―!?学校が振替休日の月曜。風花とクラスメイトの賛晴は小淵沢行きの列車に乗っていた。二人の“旅”の目的は―。

【著者紹介】
荒木せいお : 1958年生まれ。新潟県出身。サークル・拓所属。日本児童文学者協会会員

タムラフキコ : 長野県生まれ。2006年よりイラストレーターとして書籍、雑誌、広告などで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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主人公の風花が通う学校は、土曜日に音楽会...

投稿日:2018/12/13 (木)

主人公の風花が通う学校は、土曜日に音楽会があったので、その次の月曜日は振替休日。それを利用して、風花は窮地にあるらしい恩人であるおばさん「純子ねえね」を訪ね、励ましたいと高尾駅から小淵沢行の朝早い電車に乗った。目指すは河口湖駅なので、大月駅で乗り換えだ。一人で行くつもりだったが、その行程を相談したクラスメイトの「鉄道博士」賛晴が強引についてきた。平日に男の子と二人で出かけると「あやしい」と思われるので、兄と妹のふりをしようともちかけるが…。 「純子ねえね」の事情、さらには賛晴の家庭事情やそれを原因とする悩みが少しずつ明らかになっていく。 風花は賛晴との会話で、他人が自分に対して抱いていると思っていたイメージと、実際に他人の眼に映っていた自分に姿にズレがあることに気付く。さらに祖母の家に着き、祖母や電話越しに「純子ねえね」と会話してもしっくりこない。賛晴も母親に電話して、自分の思いを正確に伝えようとするがうまくは伝わらない。 身近な人たちとの間に微妙なズレがあることに比べると、旅の途中で知り合う、60歳ぐらいの女性「いっちゃん」や韓国からの旅行客ヘヨンさんとは逆にそういうことがない。 ここら辺が、ある意味でかなりリアルだと言える。ラストもすっきりと大団円にはならないが、それでも風花も賛晴も互いを認め、自分が踏み出した「一歩」にはそれなりに満足した姿が清々しい。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mntmt

    子供と大人の違いを考えた。

  • izw

    小学6年生ふたりで河口湖に向かう列車に乗っているシーンから始まる。女の子が叔母さんに会いに行くのに、鉄道好きの男の子が案内で付き合っているという設定だが、それぞれの家庭状況が微妙で、二人の間の関係も微妙。午前中からお昼過ぎまでのストーリーだが、ハラハラする場面も多く、楽しめる。

  • ゆき

    2020年長崎県読書感想文の課題図書。なんとなく高学年男女のナイショの2人旅というシチュエーションは最近の高学年向け図書の定番になってきた気がする。でもこの作品はラストが甘々になっておらずによかった。人生、そんなもん。こちらが期待した通りになんて相手は動いてくれないのよね。人から見た自分、自分から見た自分、このギャップにも気がつき出す主人公。男子よりも早熟な女子の方が共感できそう。 それにしても親戚の叔母さんが結婚に反対されたわけや叔母さん側の事情がきちんと知りたかった…。もやもやするぅ。

  • 道錬

    ひとつの場面をシンプルに切り取っているので読みやすい感じはある。

  • まめもやし3

    小学生のふたり旅。ませておらず、小学生らしい。少しずつ頼もしくなる少年。綿密な嘘の計画も崩壊しまくっておかしかった。

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