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冷戦と脱植民地化I 20世紀後半 岩波講座 世界歴史

荒川正晴

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000114325
ISBN 10 : 4000114328
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

世界大戦が終わり、連帯の力による解放の連鎖の夢は、旧植民地の人びとを鼓舞した。先進諸国の「長い平和」の傍ら、アジアでは朝鮮戦争やベトナム戦争という「熱戦」が続き、独立を成し遂げたアフリカ諸国も貧困や内戦による大量死に苦しんだ。一方、国連システムや地域統合によって国際協調も模索され続け、反戦・人権・環境保護を訴える若者の異議申し立ては、世代や国境を越えた連帯を生んでゆく。東欧やラテンアメリカなど様々な社会主義国の展開、中国のソ連型社会主義、イスラエル建国とパレスチナ問題の起源、植民地状態が続いたオセアニアや沖縄など地域の独自性にも焦点をあて、第三世界・周辺の視点から冷戦期を描き直す。

目次 : 展望(自律と連帯―冷戦時代の熱い戦争を超えて)/ 問題群(国際関係史としての冷戦史/ 脱植民地化のアポリア/ 地域統合の進展)/ 焦点(さまざまな社会主義/ 中国のソ連型社会主義―毛沢東の時代/ アフリカ諸国の「独立」とアフリカ人エリート/ イスラエルの建国とパレスチナ問題/ ベトナム戦争論/ オセアニアから見つめる「冷戦」―「核の海」太平洋に抗う人たち/ 沖縄と現代世界)

【著者紹介】
木畑洋一 : 1946年生。東京大学・成城大学名誉教授。イギリス近現代史・国際関係史

中野聡 : 1959年生。一橋大学学長。アジア太平洋国際史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ポルターガイスト

    冷戦史を政治的観点から描く。この巻はあたり。高校世界史ではあまりに錯綜している時代のため,冷戦史はつい米ソ対立だけを軸にして単純化して説明してしまいがちだが,脱植民地化というトレンドがとても重要で,もちろんその点についてしっかり言及がある。

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