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「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝(仮)

荒川佳洋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309025414
ISBN 10 : 4309025412
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan

Content Description

「ジュニア小説」というジャンルを一身でになった伝説の作家、その波乱の生涯をはじめて描き、時代と文学の知られざる流れをあかす畢生の評伝。

目次 : 序章 一所懸命/ 第1章 二人の外地引揚者/ 第2章 『街』の創刊と『文学者』/ 第3章 頭を下げるのはいやだ/ 第4章 「ジュニア小説」の開拓者/ 第5章 『おさな妻』の毀誉褒貶/ 第6章 アジりつづける作家/ 第7章 転戦する作家/ 終章 晩年

【著者紹介】
荒川佳洋 : 1951年10月東京生まれ。著書に『富島健夫書誌』(2009私家版)があり、ブログ「花と戦車光と闇」富島健夫研究会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • midnightbluesky

    伝というか論でした。 もう少し人となりを書いて欲しかった…。

  • ひとみ

    60〜70年代に一世を風靡したジュニア小説の看板作家でジャンル衰退後は官能小説家としても活動した作家・富島健夫の熱心な読者による評伝。ジュニア小説や当時の文壇事情に詳しい人に向けてのみ書かれているような点、著者の自分語りが頻繁に入る点が気になったが興味深い内容。特に少年時代に朝鮮で敗戦を迎え引き揚げた後に辛酸を舐めた体験から国や大人を信頼しなくなったという件は今読むと響く。少年時代のことを下敷きにした小説は読んでみたい。しかし少女読者も少女漫画や新しい作家の方に流れるよね、そりゃ…という気持ちは否めず。

  • れると

    いい本。青春小説やジュニア小説に少し関心があるので、富島健夫を1作も読んだことがないのに読んでしまった(最初にこの作家の名前を知ったのは、コバルト文庫出身の久美沙織の本でだったと思う)。一度に全部読んだわけではないけど、いったん読み始めると、すごく読み耽ってしまう本だった。富島作品に対する批判者(というか無理解者)に厳しいだけでなく、著者自身が(もちろん敬愛しつつも)富島作品に対して厳しい目を向けていて驚いた。しかも著者はかつて作者本人に直接、疑問をぶつけることもあったようだ。富島健夫、読んでみたい。

  • hitotak

    著作の振り幅の大きさに興味を持ち、ジュニア小説を随分昔に一冊読んだ程度の富島氏の評伝を読んでみました。富島氏にとってはそれほどかけ離れたジャンルとは考えていなかったようですが、ジュニア小説の信奉者には裏切られた感を持たれていたこと、文壇では軽んじられていたこと等は、そりゃそうだろうなあと。作品に書かれる、男性には都合がよく生真面目で保守的な女性像などを考えれば再評価は難しいとしても、「富島より富島を知る」と評されたという著者の、大変な労作です。

  • tkm66

    「知名度と評価が余りにアンバランスな」ある稀有な文学者の評伝。「あれ?この内容さっき読まなかったっけ?」と、まるで〈連載中の『女人追憶』を読んでいた30年前〉の様な無限ループ現象頻出に微苦笑。

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