Books

増補新装版 差別されてる自覚はあるか 横田弘と青い芝の会「行動綱領」

荒井裕樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768436127
ISBN 10 : 4768436129
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1970〜80年代の障害者運動を牽引し、「否定されるいのち」の立場から健全者社会に鮮烈な批判を繰り広げた日本脳性マヒ者協会青い芝の会の「行動綱領」を起草、理論的支柱であった故・横田弘の思想と今日的な意義を探究する。
と書くと、何やら堅苦しいですが、本書のポイントは、日本文学者である荒井裕樹さんが、過激とも称された「青い芝の会」(バスジャックまで展開した)の活動の中で、どうして横田さんが「行動綱領」(これまた強い言葉が並ぶ)を書かねばならなかったのか、どうしてこんな過激な内容になったのか、誰に向けて書いたものなのか、そうしたいくつもの「なぜ」を、これまでの横田さんとの関わりや資料・史料を通じて読み解いていくことにあります。
2017年、「津久井やまゆり園事件」の直後に刊行されたオリジナル版に、いま〈共に生きる〉とはどういうことか、新たな論考を加えた増補新装版です。

【著者紹介】
荒井裕樹 : 1980年東京都生まれ。二松學舍大学文学部教授。文学研究者。文筆家。専門は障害者文化論および日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。2022年「第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 読書熊

    先人の歩みに学ぶことが多い。良書

  • ディス

    ◎。差別は反対だが、一方で障害者が施設に入ることには何とも思っておらず、また「津久井やまゆり園事件」の動機に一切の共感がないとは言えない…真っ向から反論するべきだが、そうする自分の中に同じような思想が一切ないと果たして言えるか…。そういう自分にとって、読む意味が大きい本だった。絶望の後に声を上げる。健全者に近付き、資本主義、生産第一の価値観に迎合することで、障害者の中でまた差別が生まれる…など読んでいてハッとする場面がたくさんあった。殺されるかもしれない…その緊張感を伝えつつ、読みやすい文体で有難い。

  • 三沢まりの

    論理的かつ叙情的=複雑怪奇な障害(脳性まひ者)当事者団体「青い芝の会」の思想を軽妙なタッチで分かりやすく解きほぐした書籍。凄ぇ。古い話だけれども哀しいかな現代のことのようでもあり、全国民に読んてほしいレベル。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items