Product Details
ISBN 10 : 4140912448
Content Description
一九四七年五月三日、日本国憲法施行とともに象徴天皇制が誕生した。「統治権の総攬者」から国政に関する権限を持たない「象徴君主」への転換を迫られた天皇は、自らの理想とする君主像とGHQ・日本政府が要求する象徴としての役割のギャップに苦悩しつつ、側近たちと共に抵抗を試みていった―。生前退位問題をめぐって、皇室典範および象徴天皇制の在り方が注目を集めるなか、本書は敗戦直後から占領時代に焦点をあて、天皇・宮中・政府・GHQ間の複雑な力学と激しい相克の中で象徴天皇制が成立する過程を、膨大な史料を読み解きながら描き出す。
目次 : 序章 象徴天皇制とはどんな君主制形態なのか/ 第1章 敗戦前後の国体危機と昭和天皇/ 第2章 象徴天皇制への道/ 第3章 戦後における昭和天皇の行動原理/ 第4章 象徴天皇制の成立過程にみる政治葛藤―一九四八年の側近首脳更迭問題/ 第5章 吉田茂の復権と象徴天皇制への対応/ 終章 象徴天皇制のゆくえ―昭和から平成へ
【著者紹介】
茶谷誠一 : 1971年石川県生まれ。2006年立教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、明治大学、立教大学兼任講師。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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