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牧野伸顕 近代

茶谷誠一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642052696
ISBN 10 : 4642052690
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和天皇の側近を務めた政治家。大久保利通の次男に生まれ、岩倉遣欧使節団に随行し米国留学。第一次大戦後のパリ講和会議では、次席全権大使として活躍する。協調外交や穏健な政治を支持する立場から、内大臣として昭和天皇の信任を得るが、軍部や右翼の批判を受け隠退する。激動の時代を生きた生涯を通して、近代日本の繁栄と挫折の歴史を描く。

目次 : 第1 牧野伸顕のおいたち(大久保利通の子として/ 牧野の家族と親族/ 牧野の私生活と人柄/ 官僚の世界へ)/ 第2 政治家としての活躍(国務大臣時代/ 臨時外交調査委員会委員となる/ パリ講和会議全権として)/ 第3 政治家から側近への転身(宮内大臣に就任/ 摂政設置と宮中改革/ 政変への関与/ 内大臣に転任)/ 第4 激務の内大臣時代(政党内閣制と牧野の関係/ 満州事変の衝撃/ 軍部の台頭と側近批判/ 内大臣辞任)/ 第5 晩年(退官後の災難/ 戦時中の動向/ 疎開と最後の奉公)

【著者紹介】
茶谷誠一 : 1971年生まれ。1995年明治大学文学部史学地理学科卒業。2006年立教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士(立教大学)。現在、成蹊大学文学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ジュンジュン

    日本近代史を紐解けば、必ず出てくる名前。その際、もれなくついてくるのが、アイドルの自己紹介よろしく、「大久保利通の実子にして、吉田茂の岳父」のキャッチフレーズ。今日の知名度を考えると示唆的だ。まるで前後2人がいなければ、歴史上から消えてしまうかのように。本書は、創業と再生を担った巨人の影に隠れてしまいそうな、守成の時代を生きた功労者にスポットライトを当てる。人物評は「石橋を叩いても渡らない」慎重熟慮の人、保守と進取の調和を重視する。概ね納得、ただ、著者の評価はやや甘めかな?

  • バルジ

    200頁程のコンパクトな評伝である。維新の元勲の息子としての強烈な自意識と、秩序の維持を至上命題として時々の困難な政治課題に柔軟に対応した姿が印象的。 陸軍皇道派の牧野評価の変化は個人的にかなり気になる部分なので今後少し調べてみようと思う。

  • 勝浩1958

    200ページ足らずの紙数に一人の人物の歴史を盛り込むのだから、どうしても通り一遍の内容になってしまい、「牧野伸顕」という生身の人間は描き切れていないのが残念であった。一言で云えば、「牧野伸顕」を通して歴史的事実を教科書的におさらいしたようなものでした。

  • Fumihiko Kimura

    宮中側近勢力の研究者として著名な筆者によって、牧野伸顕の評伝が刊行されたことは大変喜ばしい。内容も堅実な評伝に仕上がっており、近現代史に興味を持たれる方にお勧め。

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