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女がひとり頬杖をついて

茨木のり子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887470781
ISBN 10 : 4887470789
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なにものにも倚りかからず、潔く生きた茨木のり子の珠玉の新詞華集。詩の深いところに、ひとの心を解き放ってくれる力がある彼女の代表作「倚りかからず」、最後の詩集「歳月」などから選びぬいた26篇。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひほ

    凛とした潔さのある茨木のり子さんの詩集。身の引き締まる思いで読了

  • とよぽん

    童話屋の田中和雄さんの編集による詞華集。「怒るときと許すとき」「鄙ぶりの唄」「内部からくさる桃」「時代おくれ」「木の実」そして「りゅうりぇんれんの物語」に衝撃を受けた。これまで読んだ茨木さんの詩集の中でも、これほど凛として強い意思を感じるものはなかった。国歌に対して「私は立たない 坐っています」。あとがきで、田中和雄さんが茨木のり子さんや石垣りんさんと親交があったと知る。茨木さん亡き後、こんな素敵な詞華集を編んでくださった田中さんに感謝したい。

  • 江藤 はるは

    美術館の書店にて購入。 後ろにたくさん並んでいるのに、この美術館限定だから、と素敵なイラストのブックカバーを丁寧につけてくれた店員さん。 彼女もひとり頬杖をついて、今日もどこかで思いをめぐらせているのかな。

  • 明るい果物

    茨木さんは、「自分の感受性くらい」の詩くらいしか知らないな…と思い開いた本。「怒りの火薬をしめらせてはいけない」や「油断ならないのは、今はお菓子ばかりねらいにかかっているこの栗鼠ども」などの言葉が好き。全体的に、この怒りの火薬の香りを私は感じる。最後の「りゅうりぇんれんの物語」は過去の日本がしてしまった拉致のことが書かれている。ひどいことをした。私たちは謝らず言葉をにごす政府の代わりに、この人たちに謝らなければならないと思った。お気に入りは「木の実」「笑う能力」「今昔」「りゅうりぇんれんの物語」

  • 雛橋

    詩っていろんな形があるなと思う一冊だった。詩に対して何を言っているのか抽象的で言葉を味わうものだろうけど意味がわからずもやっとしていたけど、この詩集はエッセイでも読むように話がわかるけれどやっぱり詩なので言葉がとても美味しい。特に「学校 あの不思議な場所」が好き。「頁がやわらかな薔薇いろに染まった」なんて言葉だけでも綺麗で好きだけど、戦場という単語がさらっとお出しされて読者である私が今の時代を生きる者だからこそ時代の尊さをつき出されて本当にまいってしまう。まあそう思う作品はこれ以外にもこじゃんとあるけど。

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