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Sns天皇論 ポップカルチャー=スピリチュアリティと現代日本 講談社選書メチエ

茂木謙之介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065271346
ISBN 10 : 4065271347
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

SNSでは皇太子とのツーショット写真が投稿され、天皇は時に「かわいい」キャラクターとして愛でられる一方、スピリチュアリティへの欲望をかき立てている。そうした時代に明仁天皇は、「おことば」の発信によって、「弱者政治」という言説戦略をとった―誰もが表象の消費者であり、同時に表象の生成者ともなり得る「ポスト・グーテンベルク」時代の中で、生前退位から令和改元フィーバーのメディア表象まで、現代日本と天皇(制)の「リアル」を描き出す!

目次 : 序章 表象の集積体としての天皇(制)研究―その可能性と限界/ 第1章 「おことば」の政治学/ 第2章 狂乱と共犯―令和改元におけるメディア表象をめぐって/ 第3章 ポップカルチャー天皇(制)論序説/ 第4章 「スピリチュアリティ」とオカルト―瑞祥・古史古伝・天皇怪談/ 第5章 「慰霊」する「弱い」天皇―一九九四年小笠原諸島行幸啓の検討から/ 終章 SNS時代の天皇(制)を問うこと

【著者紹介】
茂木謙之介 : 1985年、埼玉県に生まれる。東北大学大学院文学研究科人間科学専攻宗教学研究分野博士課程前期二年の課程および東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院文学研究科准教授。博士(学術)。専攻は、表象文化論・日本近代文化史・メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tom

    まずこういうものを読むとき、「著者は天皇制についてどう思っているのかな」というのが非常に気になる。単純に、賛成なのか否定なのかという点において。俺はゴリゴリの否定派なので、できれば天皇制についてボロクソに書いてあったらいいな、という欲望がある。読んでいくうちに、もはや賛否の二元論で語れるような状況じゃないんだってことがわかってくるし、そんな単純な本でもない。天皇(制)との共犯関係が、あらゆる場面において成立してしまうような日本が息苦しい。平成以降の皇室に見られる「弱者」に寄り添うイメージ。→

  • あさ

    2010年代以降の天皇(制)のメディア表象について論じた本。改元フィーバーが見ていてめちゃくちゃキツかった身なので、第二章が特におもしろかった(引用されているツイート等はやはり見ていてつらくなるが)。『シン・ゴジラ』を天皇の不在から読み解いたり、「天皇怪談」が天皇の戦争責任を暴露してしまうものとして解釈できるなどの話がとてもおもしろかった。天皇制、マジで無理。ほんと嫌い。

  • トミノ

    タイトル通り、Twitterでの呟きなどを題材として天皇という表象に関する様々な動きについて考察している。ジ自分も見た事のあるSNSの動きを参照しながら、縦横無尽に分析していく様子が面白い。SNSの分析方法という面でもとても参考になった。

  • facies_

    「弱者政治」の影響や皇室の役割のために、天皇はメディアにおける皇室の表象をつねにチェックしておりメタ・メディアとして「弱者」を演じてきた。そしてその「弱い天皇」制を補完するものとしてSNSに氾濫するスピリチュアルな言説がある。

  • 水海 瞬

    「表象の集積体」としての天皇(制)を考察する本。 評価は難しい。

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