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表象天皇制論講義 皇族・地域・メディア

茂木謙之介

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768479766
ISBN 10 : 4768479766
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

方法としての表象文化史を駆使した明快な天皇(制)論講義。本書は天皇だけではなく天皇の血統のスペアとしての皇族に着眼。中央政界での皇族の姿だけでなく、津軽、宮城、秩父など地域社会における表象に中央の規範からの逸脱を指摘。さらに法維持暴力(ベンヤミン)の視点から、幕末から戦前、戦中、戦後を経て、平成のサブカルチャーまで、メディアにおける天皇・皇族表象を読み解き、表象の集積体としての天皇(制)に迫る。

目次 : 序章 表象の集積体としての天皇(制)―方法と視座/ 第1章 天皇像の近世・近代・戦後/ 第2章 近代天皇像の形成と維持/ 第3章 行幸啓・「御成」という契機/ 第4章 “御真影”という装置/ 第5章 検閲というシステム/ 第6章 大衆社会とメディア消費―戦前戦中期メディアのなかの皇族表象/ 第7章 僻地と国民国家―戦前期秩父における秩父宮の表象/ 第8章 危機と奇跡―天皇・皇族の「瑞祥」言説/ 第9章 “人間天皇”とその周辺―戦後皇族表象の連続性/ 第10章 弱者と超越性―現代における天皇(制)表象

【著者紹介】
茂木謙之介 : 1985年、埼玉県生まれ。2009年東北大学文学部卒業。2011年東北大学大学院文学研究科博士前期二年の課程を修了。2016年東京大学大学院総合文化研究科博士課程を修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員を経て、2018年より足利大学工学部講師。専攻は日本近代文化史・表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 秋津

    言わば「スター性」(第六章)があり、産業、スポーツ顕彰などの役割を持つ皇族、秩父における秩父宮崇敬に見られる「僻地」における天皇(制)、「天皇の『皇族化』」(第九章)ともいうべき現象を経て生まれた「人間天皇」など、皇族、マスコミ、地域住民など、様々なアクターの表象・受容に係る考察は、「天皇(皇族)」「権威」といった単発的な見方だけでは分からない天皇(制)という問題を考える上で得るところが大きい。写真の構成や構図の考察、ジェンダーの問題など、知識不足で理解できない箇所はあったが、全体として大変読みやすい。

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