Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• トムトム

  読了日：2021/09/25

  この本、面白い！分かりやすい！おすすめです。なぜ世界で争いが起きているのか。歴史・地形・地図(国境)などから説明すると歯車がピッタリ噛み合います。断片的に「こういうことかな？」と思っていた事が時系列でガッチリはまりました。目からウロコ、口あんぐり！関係ない大国が自分の利益のために口出ししているというのは都市伝説かと思っていましたが、どうやら事実のようです。

• Kentaro

  読了日：2025/08/22

  いまの中国は東シナ海や南シナ海への野心を隠しません。伝統的なランドパワーの中国が、なぜ、いま、海に進出しようとしているのか。いままでは北方民族からの脅威、ここだけを考えてきた。だからあの『孫子の兵法』も陸戦のことしか書いてない。それであの巨大な長城をつくることに国家予算を傾けて、海軍はつくらない。海には出てこなかった。 教科書的には、社会主義を目指す毛沢東、共産党と、資本主義を目指す蔣介石、国民党なんて言ってますけれども、もっと簡単な話で、ランドパワーvsシーパワーです。毛沢東は基本的にランドパワーです。

• onasu

  読了日：2017/03/06

  冒頭はつまらなそうな予感もしたけど、本編に入ると、バカタレの出てこない池上さんの番組みたいで、易しく、且つおもしろい。　　無論、こういう歴史的事情だけで今が動いている訳ではないが、何らかの動きの裏には、無理筋でも正当性を担保する過去の事柄がある。その辺を理解していないと、表面的な動きへの対処のみに終始してしまい、根本的な解決への糸口は見えてこない。と言って、各地の紛争に解決への目算がある訳でもないが…。　　日韓関係のくだりは、またして朝鮮人には憤激もの。日本は、やはり一番端の島国だったのが幸いやった。

• まさにい

  読了日：2017/07/11

  この著者の本はいままで何冊か読んでいる。分かりやすさが良い。今回は、中東の関係を知りたくて読んだ。人種･宗教･政治等が複雑に絡み合っていて、今まで自分の頭の中での考える軸が定まっていなかった。今回、何となくわかったのが嬉しい。特にトルコの位置づけについては今回初めて分かった。トルコ語は、文法的に日本語と同じなのらしく、ちょっとトルコ語でも学ぼうかなぁ〜。

• 柏もち

  読了日：2018/01/03

  地政学、という視点で見ると世界で起っていることが、ここまで整合的に説明されてしまうのか、と驚いた。非常に分かりやすく纏められており、対談形式で読みやすい。地政学における各国の思惑というのは、生存競争下の生物を思わせる。この本を読んでいくうちにみるみる視野が開けていくようだった。期待以上に私にとって有用な本だった。読んで良かった。

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