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どのような教育が「よい」教育か

苫野一徳

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062585095
ISBN 10 : 406258509X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ゆとり」か「つめこみ」か。「叱る」のか「ほめる」のか。教育の様々な理念の対立は、なぜ起きるのか。教育問題を哲学問題として捉えなおし、現代教育の行き詰まりを根本から解消する画期的著作。

【著者紹介】
苫野一徳 : 1980年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学教育・総合科学学術院助手などを経て、現在日本学術振興会特別研究員(PD)。専攻は教育学・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りょうみや

    難しいことをとても分かりやすく書いてくれている印象。苫野氏の教育本は何冊か読んだが、本書が苫野氏の教育に関する考え方、またそれに至った道筋を漏れなく含み、基になっている内容だと思える。教育のみならず哲学、社会学の面からも多いに勉強になった本。

  • すみけん

    「よい」教育とはなにか、教育哲学の観点から研ぎ澄まして論じられている。〈自由の相互承認〉がキーワードになって、それをベースに理論が展開されている。やや難解な表現もあるが、面白かった。批判的な見方もあるだろうが、それはそれでいい。建設的な議論が積み重なっていくことで子供たちが豊かな人生を歩んでいけるなら。

  • Nobu A

    とても興味深い序章。教育を取り巻く問題を筆者、独特の欲望論的アプローチで検証、考察。「ゆとり」と「詰め込み」、「叱る」と「褒める」等の対立に正解はなく、教育の本質は各人の自由と社会における相互承認の教養を通しての実質化だと主張。随所に示唆に富むが、かなり専門書寄り。正直、よく解らない箇所も多い。どうしてかなと思ったら、援用に使われたヘーゲル哲学やフッサール現象学を始め哲学が数多く引用され、アポリア、レゾンデートル等一般人には馴染みがないカタカナ語や抽象的な記述も多い。だが、筆者の他書も読んでみようと思う。

  • まさき|SNS採用に強いフリーランス

    苫野先生は、むずかしい哲学用語・概念を、わかりすく説明するのがほんとうに上手だなと思う。冒頭、「本書では現象学とヘーゲルを用いて、教育の本質・正当性の原理を明らかにする」みたいなことが書かれており、「は!?」と思ったけれど、初学者の自分でもちゃんと理解できる内容になっていた。結論だけすっ飛ばしていうと、●教育の「本質」とは「各人の自由、および社会における〈自由の相互承認〉の〈教養=力能〉を通した実質化」(p.28)●「よい」教育とは、「〈一般福祉〉に適っている、あるいはこれを促進するもの」(p.137)。

  • けいぎ

    筆者の主張が(まわりまわって)選好功利主義から一歩も出ていないように見えるのは私だけでしょうか!?

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