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台所で考えた

若竹千佐子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309039251
ISBN 10 : 4309039251
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

身近な人の死、孤独と自由、新しい老い、自分を知る楽しさ、家族の形、ひとりで生きること、みんなで生きること―書いて考えて辿りついた、台所目線の哲学。夫を亡くし、63歳で主婦から作家に。70万部の大ベストセラー、芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』著者の初エッセイ集。

目次 : 一さじのカレーから/ 母校へ/ 人が変わる瞬間/ どうしよう/ ドラゴンボール/ 悲しみのなかの豊穣/ 魔法の杖/ 歌にまつわる話/ 飽きない/ かつて確かに生きていた人の声を/ 「どん底」の圧倒的な笑い/ 人生の十冊/ 土を掘る/ 玄冬小説の書き手を目指す/ うちに帰りたい/ 母に会う/ 小説の功罪/ 家移りの祭り/ 自分観察日記/ 言葉で父を遺す〔ほか〕

【著者紹介】
若竹千佐子 : 1954年、岩手県遠野市生まれ。岩手大学教育学部卒。主婦業の傍ら、幼いころからの「作家になる」という夢を持ちつづけ、五十五歳で小説講座に通いはじめる。八年をかけて『おらおらでひとりいぐも』を執筆、2017年、河出書房新社主催の新人賞である文藝賞を史上最年長となる六十三歳で受賞しデビュー。翌2018年、同作で芥川賞を受賞。『おらおらでひとりいぐも』は世界十か国超で翻訳、刊行決定している。2022年、ドイツ語版Jeder geht f¨ur sich allein(ユルゲン・シュタルフ訳)で独の著名な文学賞、リベラトゥール賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    若竹 千佐子、3作目です。著者の初エッセイ、60歳代で人生が激変した女性の日常が語られています。 超高齢化社会の今、テーマを選んで書けば、売れると思いますが・・・ https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039251/

  • いつでも母さん

    『おらおらでひとりいぐも』が私の中に刺さっ・・そこから若竹さんが気になっている。『かっかどるどるどぅ』も読んだ。本作は初のエッセイ集。60代の若竹さんがそこにいた。分っかる〜ところや、そうなんだ!なところ。へぇ・・もあった。私の心の奥底に眠っているのはなんだろう。怖いような、気付きたくないような・・だから、蓋をしておくとしよう(汗)でも、時々は声を上げようとは思う。

  • trazom

    若竹さんの初のエッセイ集とのこと。人生が振り返られる。大学卒業後、教師を目指すも叶わず。見合い結婚で結ばれた優しい夫、二人の子供に恵まれた専業主婦の幸せ(と寂しさ)。そして突然の夫の死と絶望。でも、夫がくれた独りの時間を絶対に無駄にしないと小説を書き始め、63歳での芥川賞。受賞後も浮かれることなく「一番身近で大切だった人の死を体験した後では、私には何も怖いものがないのです」として、平凡な時間を大切に生きる若竹さんから、「老い」の意味を教えられる。シャレたエッセイと対極の素朴な文章から、真心が伝わってくる。

  • ちゃちゃ

    専業主婦だった若竹さんが『おらおらでひとりいぐも』で芥川賞を受賞したのが2018年。本作は、それ以降の様々な媒体に発表されたエッセイや講演録等をまとめたもの。とりわけ受賞作への言及が多い。自己の経験に基づき自らの血肉と化した痛みや憤り、喜びを作品化する人だ。つまり、自分の経験に裏打ちされた実感によって彼女の作品は貫かれている。だからこそ絵空事ではない強さがある。けれど今や70歳の峠を越え、その実感は変化する。自由な孤高の気概から、ゆるやかな共同の喜びへ。人生の少し先輩である彼女の向かう先を追ってゆきたい。

  • けんとまん1007

    図書館で眼にして、手に取った。あとから、著者の作品を読んでいることがわかった。台所。人の暮らしの基本にある場所。ふと考えることは、いろいろある。台所は、ある意味で故郷のようなところかもしれない。変に飾ることがなく、日々の中でしっかりと根を下ろしている所。そこから、自分の周囲や社会を見つめると、著者と同じように思うことが多い。

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