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Nhk「100分de名著」ブックス 内村鑑三 代表的日本人 永遠の今を生きる者たち

若松英輔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140817247
ISBN 10 : 4140817240
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本は、その歴史に独自の「代表的」人物を有している―。新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』とともに、日本人の精神性を世界に向けて発信した名著のひとつが『代表的日本人』である。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮という五人の生涯を通して、内村鑑三はみずからの精神的自叙伝を書いた。講演録『後世への最大遺物』にも触れながら、生きがいなき現代を生きる意味を提示し、迷える魂を救済する一冊。

目次 : 内村鑑三とは誰か/ 第1章 無私は天に通じる/ 第2章 試練は人生からの問いである/ 第3章 考えることと信ずること/ 第4章 後世に何を遺すべきか/ ブックス特別章 言葉という遺物/ 読書案内

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 壱萬弐仟縁

    本日、書店で買って線を引いて読んだら、自分の人生は自分のためではない。他人とのかかわりとの相関であることがよくわかった。亡くなってからも人は生き続けること、生きることとはどういうことか? 弱い者との共生の道を探ることが重要だと私は反省した。目に見えない文化資本の価値を再考した高著である。巻末の参考文献もどれか選んで読みたい。また、できれば、内村先生の英文を読みたい。

  • しょうじ@創作「熾火」執筆中。

    【1回目】原著を読んだ際は、「東洋(日本)にも、西洋と比肩しうる有徳の人物がいる」ことを紹介したものであったと思っていた。しかし本書ではここでの5人(※)を、「天に則して生きた『無私』の人」として、「天」を媒介に、東洋と西洋とを架橋しようとした試みでもあったことがわかった。若松さんの著作はこれで数冊めかだが、そのいずれもが個を超越した「大いなるもの」や「死者」からの呼びかけを「待つ」という態度が重要であると論じられているように思う。ぜひ読んでほしい1冊です。

  • 壱萬弐仟縁

    西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮(007頁)。この5人のうち、後ろの3人はしっかりと覚えておきたい。分度と推譲、孝と良知、立正安国論と四箇格言。中江藤樹のキーワードを思い出せなかった。あかん。『代表的日本人』は良書ゆえ、読まれることで豊かになっていく。読者とともに育ち、読者によって完成(009頁)。『代表的日本人』原型が“Japan and the Japanese”とのこと(014頁)。

  • nbhd

    【内村鑑三の宗教観】宗教は人間の最大の関心事であります。正確に言うならば、宗教のない人間は考えられません。私どもは、自分の能力をはるかにこえる願いごとをもち、世の与えうるよりも、はるかに多くのものを望むという、妙な存在なのです。この矛盾を取り除くためには、行動はともかく、少なくとも思想の面でなにかをしなければなりません。/人間の宗教は、人生の人間自身による解釈であります。人生になんらかの解釈を与えることは、このたたかいの世に安心して生活するためには、ぜひとも必要なものです。

  • アポトキシン

    個人的には今まで読んだ本の中で3本の指に入るほど面白かったし、為になる本だった。内村鑑三が尊敬する5人の『代表的日本人』の中で、上杉鷹山の章が印象に残った。自分の弱さや欠点を認めて他人に助けを求めることは謙遜に繋がるということを知り、納得させられた。一番良かったのは最終章で、物を書くときに、捻った言い回しよりも内なる自己をありのままに書くことが重要だと分かった。飾らない自分でいいんだと分かり、胸のつかえが減った気がした。

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