Books

柳宗悦 美を生きた宗教哲学者 Nhkブックス No.1296

若松英輔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140912966
ISBN 10 : 4140912960
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「民藝」という言葉が生まれて百年、日本を代表する批評家がその本質に挑む本格評伝

民衆の日常で使われていた雑器を「民藝」と名付け、その美の中に「救い」を見出した柳宗悦。なぜ柳は民藝に究極の美を見いだしたのか、なぜ美は人を癒やし、救いへと導くのか。文学・哲学・宗教など様々な分野の人物と交流のあった柳の生涯と彼の代表作を時系列で追いながら、近年知られるような美術評論家としてではなく、宗教哲学者としての柳宗悦の全体像を描く。

【著者紹介】
若松英輔 : 1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom

    柳宗悦さんを語るのに必須となるテーマ(民藝、朝鮮、琉球、木喰仏、手仕事など)をしっかりと辿った、充実した評伝である。「宗教哲学者」という立場を柳さんの中心軸に据えたのは、若松さんらしい視点だと感じる。若松さんは、コトバ、美、死などの用語に対し鋭い感性を持つが、その感性を通して見た柳宗悦像を読むことができた。内容的には公知の情報が多いが、そんな中で、私にとって新鮮だったのは、ウィリアム・ブレイク氏と浅川巧氏の存在の大きさを認識したこと。さらに、晩年の著作「南無阿弥陀仏」と「心偈」の重要性を教えられたこと。

  • クジラ

    若松英輔氏の言葉に対する感覚が好きというか、凄い。言葉、そして文字ひとつ一つに濃厚な意味を感じとり、それを文章にしている。この本は全体的に宗教本の香りがして、それは自分の感性に合わないと思ったが、ベースの現実の捉え方は学ぶべきことが多い。

  • μέλισσα

    マルクスの疎外論が美の方向へ向かったもののような印象。 どちらかというとフォイエルバッハだろうか 生と切り離されているのではなく、内在する真善美を称揚するが、同時にそれが阿弥陀的な他力の作用として想定されている。少し気になるかもしれない気はする。

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items