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サステナブル・ミュージック これからの持続可能な音楽のあり方

若尾裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865591668
ISBN 10 : 4865591664
Format
Books
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
若尾裕 ,  

Content Description

目次 : 【1】反ヒューマニズム音楽論 / 【2】クラシック音楽という不自由さ / 【3】現代音楽は音楽を解放したか / 【4】アウトサイダー・ミュージック / 【5】サステナブル・ミュージック / 音楽家ディオゲネス−−あとがきにかえて

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅん

    近代以降の音楽システムの限界を輪郭付け、これからの音楽のありかを模索する切実な一冊。悲観的な話も多いが、ここからしかはじまらないということも確かだろう。音楽の感情ビジネス化という点において、クラシック×ポピュラー音楽の対立が見せかけのものであることを喝破してて見事だし、現代音楽の難解さはポップスのわかりやすさと表裏一体だというのも頷ける。一時期話題になったアフリカの車椅子音楽集団スタッフ・ベンダ・ビリリが金銭トラブルで解散してたのはショック。しかし、若尾さんって若々しい文章書くのにもうすぐ70なのか!

  • qoop

    西洋文化依存的な〈音楽〉理解批判(西洋文化に依存して立脚している音楽理論への批判でないことに注意)。音楽の実相を探求するに際して正反合の弁証法的な批評の積み重ねによらず、そういった問いだてそのものから距離を取ることで、現代的な音楽通念がどれほど袋小路に入り込んでいるかを追い込んでいく。論旨は痛快かつ明快で多岐にわたる。興味を惹かれるトピックが多々あってまとめきれない。時間をおいて再読しよう。

  • y_nagaura

    後づけの言説によって「正しい音楽」が生政治的に成立。音楽は記録メディアに大きく左右される。クラシックと現代音楽が主たる題材であるものの、音楽を思考するためのネタとして、非常に知的好奇心が満たされます。

  • キニマ

    音楽がヒューマニズムの媒介物という役目を担ったのはいつからなのだろう。西洋音楽は芸術性を持ちポピュラー音楽は非芸術であるとの考え、ローカル音楽の保護といいアイデンティティを殺した非西洋音楽の括り、意識してもなかなか解けない呪縛からこの本は解放してくれる。一方でバイアスの取れた音楽から何を見出すかは難しい。筆者はサステナブルな世界や音楽を実現することが重要だと語る。我々は現代音楽が背負う商業主義の性質、上演型と参加型の差異、感動ビジネスと文化の刷り込み、楽譜の呪縛など音楽を見つめなおす必要がありそうだ。

  • Decoy

    非常に読みやすいエッセイだが、中身はなかなかピリリと辛い。「これ以上、音楽を作る必要があるのか?」という問いは、頭に浮かんだことすらなかった! オーケストラがエコでないという身も蓋もない事実も、初めてハッキリ目にしたかも(うすうすは感じていたが…)。新しい視点をたくさん提供してくれるが、たくさん過ぎて少し散漫な印象も(エッセイ集だから仕方がないが)。続編、さらなる論考が楽しみ。

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