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ミャオ族の刺繍とデザイン

苗族刺繍博物館

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784908465017
ISBN 10 : 4908465010
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中国・貴州省の少数民族、ミャオ族。文字を持たないミャオ族は、歌で民族の物語を伝え、刺繍で神々や生活を描いてきた。 その刺繍は、芸術的なセンスと、卓抜な技術で知られる。 綿花や麻の栽培・糸つむぎから装飾まで、一着を仕上げるのに何年も費やすことも珍しくない。 世にも美しい刺繍は、王侯・貴族のためではなく、庶民のためのものであり、身近な人を守る魔除けであった。 芸術にまで昇華したミャオ族の刺繍をあますことなく伝えるビジュアル書。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    新聞の書評で見て。中国に暮らすミャオ族の刺繍の数々。邪気をはねのけるための刺繍だとか。とても繊細で美しい。部族の物語も刺繍で描かれる。所々にユーモラスな生き物の姿も。売るためのものでないため、姿を消そうとしているらしい。それはそれで寂しい現実。

  • ぐっちー

    私たちだけ便利で薄っぺらな生活を満喫しておきながら、彼らにこの伝統を失って欲しくないと願うのは傲慢だろう。だけどこれほどの手の込んだ技、家族への愛を表現する術を、私たちはもう持たない。

  • ふう

    刺繍のお稽古帰り、誠光社で一目惚れ。膨大な時間が凝縮されたような針仕事にただただ見惚れる。デザインには遊び心も。縫いの技術はこぎんや刺し子のようなもの、フランス刺繍のサテンステッチやフレンチナッツ、クロスステッチ(0.8mm角‼️)、日本刺繍の金駒、組紐を綴じ付けて蝶🦋=母なる祖先を描いたもの、アイヌ文様さながらのものも。堆繍=極小のシルクパーツを1mm単位でずらして重ね、立体的に模様を描いていく技法。臈纈も。着古して色褪せたものを藍で染め直し、素敵な一着に甦る。錫繍‼️も凄い。綿、麻、絹、革、ただ呆然。

  • てくてく

    少数民族の研究をしている知人の影響で、ミャオ族やモン族について聞き知っていたことから、興味深く思って購入。売り物ではなく、家族のための刺繍、言葉ではなくモチーフで伝えられるもの、民族の物語、そしてなによりも刺繍の精巧さがとても興味深かった。

  • ありたま

    どうしたらこんなに綺麗な幾何図形が刺繍できるのやら。手縫いというのが信じ難い。 自分には圧倒的に足らない丁寧さというのを民族刺繍から学ばされるわ。 世界各地の民族の刺繍を見てもやはり1番大切なのは家族の生活を想ってというのが良い。縫い目の隙間から魔が入るという考えは面白いな。

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