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教え学ぶ技術 問いをいかに編集するのか ちくま新書

苅谷剛彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480072498
ISBN 10 : 4480072497
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

より生産的な議論をするために必要なもの、それは問いを明確に意識して、使いこなし、メタレベルで捉える力である。大学生が論文やレポートを書くときはもちろん、社会に出て様々な課題に直面した時、それを「問い」としてとらえ返すことで、解決策に導くことも可能となる。オックスフォード大学では、教授と学生が直接議論し、指導することでその技術を教えている。本書ではその議論を再現し、いかに教え、いかに学ぶかを実例を通して伝えていく。

目次 : 「問いを編集する」とはどういうことか/ 第1部 いかに論理を組み立てるか(抽象と具体によって課題を明確化する/ 分析枠組みはこう使う)/ 第2部 自分が解くべき問いを見つける(問題意識を俯瞰する/ 関心をコンテクストにのせる/ キーワードを探すために/ 問いからリサーチ・クエスチョンへ)/ 学習レポート―チュートリアルを振り返って

【著者紹介】
苅谷剛彦 : 1955年生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ノースウェスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)取得。東京大学大学院教育学研究科教授を経て、オックスフォード大学教授。専攻は社会学、現代日本社会論

石澤麻子 : 1989年生まれ。国際基督教大学(文化人類学専攻)卒。オックスフォード大学大学院現代日本研究修士課程修了。帰国後、コンサルティング会社に入社。退職後、フリーで記事の翻訳、執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きいち

    すごい、これは育つわ、と感じさせられるオックスフォードの院生指導。マンツーマンで、読ませて書かせて論理的なキズや掘り下げの足らないところに厳しいツッコミいれてやり直させて、むちゃくちゃハードだけれど、これは学費高くても十分出し甲斐がある。◇大変そう…でもだからこそ、この時代、生み出す側に回るために必要なものは、決して天才とか天性のセンスとかではなく、地道に経験を積み重ねて育てたスキルと、経験を良質なものとするための環境を手に入れる努力なのだと感じられる。一足飛びの解決策がないのはむしろ希望だと思う。

  • MIKI(magicrose)

    オクスフォード大学で行われているチュートリアル/スーパービジョンという教え方/学び方について知りたくて購入。オクスフォード大学では、人に何の分野の勉強をしているかを聞くときに、"What do you study?"と聞かずに、"What do you read?"と聞くのだとか。"勉強することは読むこと"であるという。では、何を読むのか、どのような視点から読み、考えるのか、どうやってリサーチするのか、問いはどのようにして立てるのか… 実際のチュートリアル再現を読んでヒントを得ることができる本です。

  • Nobu A

    刈谷先生本ならハズレはないと頁を捲り、序章で1996年出版「知的複眼思考法」の応用続編と判り、思わずニンマリ。読書の醍醐味は追体験出来ること。それが際立つ本著。オックスフォード大学名物でもある教員と大学院生の1対1のチュートリアル。生徒の良さを引き出すのが教師の役目と言うは易く行うは難し。碩学の先生と優秀な学生の化学反応。臨場感溢れる知的好奇心を擽られるやり取り。複眼的視点、洞察力、分析力、メタ認知を活性化する巧みな言語力。刈谷先生のような方の海外流失は教育界の大きな損失。こんな先生が日本にはもっと必要。

  • 武井 康則

    考えを深める方法として、参考文献を上げて問いを与え、それに対して小論文を書く。それを担当教官と一対一で検討する。というもの。教育の分野で始まるが、著者の二人は教育分野なのか、全般に言葉足らずな箇所がある。本書は考えを深める一般のためで、教育に限定したものではない。取り上げる分野は例なので一般化できなければ意味がない。それが気になった。また内容に目が行ってしまう点も問題点。

  • かんがく

    オックスフォード大学で行われている個別指導の方法を、教授と卒業生で実践してみるという本。教員として生徒の思考を導く方法、授業を作る際の問いの設定や文献の利用を工夫する方法、両方で参考になる内容がたくさんあった。

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