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ご飯が食べられなくなったらどうしますか? 永源寺の地域まるごとケア

花戸貴司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784540142499
ISBN 10 : 4540142496
Format
Books
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 病気が治らなくても元気に暮らす人たち(永源寺診療所の一日/ 重度の認知症でも当たり前に生活するタエさん ほか)/ 第2章 なぜ自分らしい死を迎えられるのか?(大病院ではできないことが地域ならできる/ 私が白衣を脱いだわけ ほか)/ 第3章 住み慣れた家で最期を迎えるために(幻の名医よりも、近くのかかりつけ医/ ご近所さんも介護チームの一員 ほか)/ 第4章 永源寺の「地域まるごとケア」の歩み(永源寺は日本の未来図/ 小串輝男先生との出会い ほか)

【著者紹介】
花戸貴司 : 1970年、滋賀県長浜市生まれ。1995年に自治医科大学を卒業後、滋賀医科大学附属病院、湖北総合病院小児科に勤務。2000年より東近江市永源寺診療所所長。医学博士、日本小児科学会認定専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医、滋賀医科大学非常勤講師、龍谷大学非常勤講師、三方よし研究会実行委員長、少年野球チーム「永源寺リトルスターズ」チームドクター

國森康弘 : 1974年生まれ。京都大学経済学研究科修士課程修了、神戸新聞記者を経てイラク戦争を機に独立。紛争地や経済貧困地域を回り、国内では、戦争体験者や野宿労働者、東日本大震災被災者の取材を重ねてきた。上馬彦馬賞ほか数々の写真賞を受賞。写真絵本シリーズ『いのちつぐ「みとりびと」』第一集・第二集(農文協刊)の第一巻で、第22回(2012年度)けんぶち絵本の里大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はつばあば

    ご飯が食べられなくなって一週間ほどで水も飲めなくなる・・そして迎える死。それは私が見てきた家で迎えた祖父母の姿・老衰。今の世の中、自分らしく死を迎えるってどんなのだろう。点滴・・ただの点滴でさえ辛いらしい。救急車を呼べば未知の世界へ連れて行ってくれるだろう、子供達も安心するだろう。だけど点滴一つでしんどい思いをするなら・・ご飯が食べられなくなったら何もしないでいいから傍にいて欲しい。老いてからの延命治療?誰が喜びます?。家で家族の者が傍にいて死を看取ってもらう。一番我儘で贅沢な要求なんでしょうね。

  • としちゃん

    口から食べられなくなったらどうするか、最後の瞬間をどこでどんな風にむかえたいかを考えさせてくれる本です。著者は滋賀県の永源寺の診療所のお医者さん。常日頃からきちんと地域の人たちと助け合って暮らしているからこその地域医療なのでしょうね。都会のマンション暮らしでは無理そうな気もしますが、口から食べられなくなった時、延命治療を望むかどうかの意思表示は元気なうちにしておくべきですね。今はまだ先のことだけれど、いろいろ考えさせられる良い本でした。

  • おっぷう

    図書館で、タイトルと表紙の写真に目がいき手に取りました。著者は人口5800人、高齢化率30%を超える山間農村地域の診療所の所長です。この永源寺地域は「お互いさま」でうまくつながりあって、そして支えあっている。氏は往診に伺ってる人、外来に通う人すべての人に「ご飯が食べられなくなったらどうしたいですか?」と問い掛ける。最期まで自分らしく生きるために必要な準備だと言う。また、ところどころ挟まれる写真がとてもいい。人々の表情は勿論、撮り手の優しさがあふれていて。

  • 清水勇

    滋賀県永源寺地域で地域包括ケアに16年間取り組んできた医師による実践報告。高齢者の生活や亡くなる前後の白黒写真が全体の1/3を占め最初はドキリとしたが、読み進めるに従って、著者の努力もあり高齢者が真に安らかで幸せな最後を迎えられていることを写真と相まって納得できた。在宅医療は医者や看護師だけでなく薬剤師、介護関係者、近所の方々の総合力が必要。都会は近所付き合いの煩わしさはないが、田舎に住み続けた人達はその煩わしさと引き換えに「互助」を蓄え最期まで自分らしく生きていける事実は、都会を選んだ自分に重く響く。

  • 天婦羅★三杯酢

    とある人からPPKの話をするならこれを読むといいよと言われ読んでみた。なるほど、ここで描かれる永源寺地区での終末(に限らないが)医療は、ある意味の理想ではある。医師が中心となって一秒でも永らえさせるとするものではなく、医療機関と地域と行政がネットワークを組んで住人をケアするという姿は、確かに”人間らしい”とは思う。 ただ、結局これはひとりだけではないにせよ、スーパー滅私奉公の複数の医師と看護師が周りを引っ張った上での構築物であり、永続性があるかと言われるとまた違うだろうなと。

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