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無限の回廊 角川ホラー文庫

芦花公園

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041157688
ISBN 10 : 4041157684
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

心霊案件を取り扱う事務所の所長である佐々木るみは、助手の青山と一緒に、不思議な現象を調査していた。人が苦手で無愛想なるみは、自分の過去を語りたがらない。彼女が持つ霊能力は、幼い頃、両親から虐待を受けているときに閉じ込められた押し入れの神殿で、友達となった「人魚姫」に教えてもらったものだった。幼いるみは、その力を使って両親を殺し、いじめっこの同級生を殺した。児童養護施設から引き取り、養子縁組をしてくれた百合子のおかげで、るみは人間らしいふるまいを覚えた。だが、恨みと暴力性を抱えた子どもは、まだ彼女の中にいる――。今、喪服に身を包んだるみは、葬儀場で茫然としていた。現人神として存在していた最強の拝み屋・物部斎清は死に、この世にいない。その真実を受け入れがたかったのだ。物部がその身を挺して封じた怪異を思い返す――。



【著者紹介】
芦花公園 : 東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ―某所怪談レポート―」がTwitterで話題となり、書籍化決定。21年、同作を改題した『ほねがらみ』でデビュー。古今東西のホラー映画・ホラー小説を偏愛する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    物部さんのお葬式から始まる衝撃の幕開け。タイトルはこれしかない、まさに『無限の回廊』に呑み込まれる戦慄の悪夢。心霊案件を扱う佐々木るみの事務所に持ち込まれた怪現象、赤い馬と海難法師の呪い。情け容赦なく伝播していく怪異になす術のない人々、命には命を捧げるしかないのかー。そしてまた扉は開く。次々と開く扉の向こうで待ち受けるのは闇深き深淵、終わることなき悪夢の連鎖。“彼”の助けを得て彼女は最凶・最悪の敵に立ち向かうことができるのか?絶望の淵に沈む彼女の苦悩が我が事のように胸に重くのし掛かる壮絶な1冊。

  • 眠る山猫屋

    衝撃だった・・・。物部さんの死から始まる序盤からして大ショックなのだが・・・。物部斉清という稀代の祓い屋でさえ祓い切れぬ魔物。『ほねがらみ』既読の読者なら、彼が万能ではない事は知っているはずだが、凄絶なその死に様には「まさか」としか云いようがない。そして転調、失意の主人公・佐々木るみを励ますのは青山くんではなく、神のごとき美貌の男・片山敏彦。この辺りから「オヤ?」となってくる。タイトルの意味が解り始める時、るみの地獄廻りが始まっている・・・。下記のコメントはネタバレだから読む予定の方は注意してね!

  • さっちゃん

    るみの事務所を訪れた依頼人が連れてきたのは、赤い馬と海難法師のおぞましい怪異。るみでは対処できず物部を巻き込んでしまい、物部は死んでしまうが…。/いきなり物部さんの葬儀シーンに一旦本を閉じて深呼吸。ショックを受けていたら今度はるみと片山が…。展開がいきなりすぎて大混乱。さらにガラリと話が変わると思ったら、またまたるみが…。ようやく無限の回廊の意味に気付いた。ラストはホッとしたけど、あれ?この世界って。でもこの世界で幸せならいいか。いや、そうすると続編読めなさそう?やっぱり戻って欲しいけど…。

  • オフィーリア

    開幕からある登場人物の死が叩き付けられる衝撃の展開。そしてそこからは佐々木るみの内面と読者のメンタルを抉り続ける“嫌な”展開のオンパレードと、ここまでやりたい放題したのに読後感は爽やか。シリーズを積み重ねたからこそ出せる余韻ですね。

  • mihya

    いきなり物部斉清が死んだ!恐ろしい怪異。物部さんの思い。いや、芦花公園、何ちゅーことしてくれるんや!から始まる。 るみを主人公に次から次へ気分が重くなる展開。そういえば、これって佐々木事務所シリーズだったっけ。 色々と救われるラストはある種感動的でもあったが、これからに疑問が…。やっぱり、芦花公園、何ちゅーことしてくれるんや!の気分。

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