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非日常の謎 講談社タイガ

芦沢央

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065228234
ISBN 10 : 4065228239
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今、新型コロナウィルスにより「日常」が脅かされています。ですが、そんな非日常の中でも、大切な日常は続いていきます。いえ、日常を守り続けていくことこそが、私たちの戦いでしょう。そこで「日常の謎」ではなく、日々の生活の狭間、刹那の非日常で生まれる謎をテーマにアンソロジーを編むことにしました。物語が、この「非日常」を乗り越える力となることを信じて―。

【著者紹介】
芦沢央 : 1984年東京都生まれ。2012年『罪の余白』で野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー

阿津川辰海 : 1994年東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』でデビュー。以後、『星詠師の記憶』、『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)がミステリランキングの上位を席巻、2020年に発表した『透明人間は密室に潜む』は、「本格ミステリ・ベスト10」の第1位、「このミステリーがすごい!」第2位、など高い評価を受ける

木元哉多 : 埼玉県生まれ。『閻魔堂沙羅の推理奇譚』で第55回メフィスト賞を受賞しデビュー

城平京 : 第8回鮎川哲也賞最終候補作『名探偵に薔薇を』でデビュー。その後、漫画原作者として『スパイラル〜推理の絆〜』『ヴァンパイア十字界』『絶園のテンペスト』を連載。2011年に発表した『虚構推理 鋼人七瀬』で、第12回本格ミステリ大賞を受賞

辻堂ゆめ : 1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し『いなくなった私へ』でデビュー

凪良ゆう : 滋賀県生まれ。2006年、「小説花丸」に「恋するエゴイスト」が掲載されデビュー。以降、各社でBL作品を刊行。2017年一般文芸作品として講談社タイガより『神様のビオトープ』を刊行し高い支持を得る。2020年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。近作の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネートとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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豪華なブッフェのようなアンソロジー。芦沢...

投稿日:2021/04/09 (金)

豪華なブッフェのようなアンソロジー。芦沢さんの個性的な味付けにいつの間にこんなものを考案していたのか…と驚きつつ笑いました。

ゆべし さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕

    今を時めく6名の人気作家陣による、“非日常”の謎…実に面白かったです!辻堂ゆめさんのは、このアンソロジーで唯一(笑)読後感がスッキリ爽やかな良作。凪良ゆうさんは、話の展開の仕方が巧いですね。城平京さんのは、提示される解釈に納得!木元哉多さんのは、“女の怖さ”と“男の愚かさ”に苦笑。阿津川辰海さんは…僕と相性が悪いのか、今回もイマイチ。小学生でもあの○の見分けくらいつくのでは!?トリの芦沢央さんは、今回の断トツNo.1ですね!まず発想が素晴らしいですし、二度読み必須の展開&ゾクゾクッとくる読後感も秀逸です!

  • 6人の作家さんのアンソロジー。芦沢央さん目当てで読了。正直なところどの話も悪くはなかったけれどあまり響かなかったです。芦沢央さんの『この世界には間違いが七つある』は、挿絵が無かったら何のことか、主人公が何者なのかもわからない不思議な書き方で、こんなものまでミステリーにするのかと驚きました。辻堂ゆめさんの『十四時間の空の旅』は温かい話で良かったです。木元哉多さん『どっち?』が1番ミステリーっぽくてハラハラしました。

  • みっちゃん

    正直なところを言ってしまうとちょっと微妙、と思うものも入っている。でもこれはまさしく非日常だ!の緊迫した場面から始まって、え、えぇっ⁉️そうだったの!芦沢央さんの「この世界には間違いが七つある」には斬新なアイディアで驚かされたが、やっぱり1番は「すみれ荘ファミリア」のスピンオフ、あの一見のどかな表紙みたいなほんわかした序盤から、徐々に不穏な空気が満ち満ちて、最後にはぞくり、と鳥肌がたつ凪良ゆうさんの「表面張力」が断然好み。果たしてあの人は仏なのか鬼なのか…おぉ、恐い…

  • ひさか

    小説現代2021年2月号辻堂ゆめ:十四時間の空の旅、凪良ゆう:表面張力、城平京:これは運命ではない、木元哉多:どっち?、阿津川辰海:成人式とタイムカプセル、芦沢央:この世界には間違いが七つある、の6編のミステリーアンソロジーを講談社タイガから刊行。いずれも興味深く、タイトルを裏切らない面白いミステリーです。芦沢さんのものだけは、もう一度読み返して、ようやく納得。お気に入りひとつを選ぶのが、難しいくらいどれも上出来です。

  • cinos

    非日常を今はやりの特殊設定ミステリかと思ったら、そうではなかったです。どの作品も読みやすくスラスラ読めましたが、「成人式とタイムカプセル」が青春物で一番よかったです。「この世界には間違いが七つある」はすごい発想です。ただ、パラパラしてしまったので…。

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