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ミミズクとオリーブ2 新装版 創元推理文庫

芦原すなお

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488430092
ISBN 10 : 4488430090
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

東京郊外に妻と二人で住む作家のぼくの許に、同郷の悪友、河田警部が美味そうな食材を手にやってくる。すると、妻は料理の腕に勝るとも劣らない推理の冴えを見せ、捜査のヒントを示唆。河田警部の同僚の娘が失踪した事件、密室内での毒殺事件など不可解な事件と謎と、独特な郷土料理の数々が彩るシリーズ第二弾。『嫁洗い池』改題新装版。

【著者紹介】
芦原すなお : 1949年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学院博士課程中退。86年『スサノオ自伝』でデビュー。90年発表の『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、第105回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ぶんぶん

    【図書館】料理上手な奥様が事件も捌いてしまう安楽探偵物の第2弾! 「嫁洗い池」がちょっとアンフェアかなと思っしまうが、まあまあこの位は良いか。 ますます磨きが掛かる3人の登場人物、良いですね〜 掛け合いが何とも。 毎回勤め先が異動になる河田警部、なんとアメリカのFBI本部に研修に行ってしまう。 だんだんスケールも大きくなる(笑) 次の巻には登場するか、それも楽しみ・・・ 

  • 練りようかん

    作家の私と安楽椅子探偵の妻の短編集。娘が三日間も帰宅しない、犯人は認めたけど釈然としない事件など、個人的なことから殺人まで振り幅は大きいが、真相の新たな道筋には家族や身内といった共同体の尊厳が浮かび上がり、人間関係における心理の難しさを感じることが多かった。ミステリーとして面白かったのはヤクザの「九寸五分」。三人で犯行のトレースをする場面は笑える可笑しいと違和感のおかしいで、妻の引っ掛かりはプロ級。落着の光景の美しさが良い、ゴザを敷き落ち葉で火をおこし秋サンマの残りをミミズクの夫婦に差し出す。素敵だな。

  • Ribes triste

    ミミズクとオリーブ第2巻。小説家のぼくの家に今夜も友人の河田警部が、奥さんの美味しい晩ご飯と事件の名推理を目当てにやってくる。「ぼく」のひょうひょうとした人柄の良さと河田警部とのコミカルなかけ合いも面白く、やみつきになって読んでしまいました。読み応えありの6つの事件でした。ぼくの家に現れるミミズクは、トラフズク、コミミズクのどっちかなあと想像を膨らませるのも楽しい。

  • はるき

     作家と刑事ってよくあるバディですが、本作の探偵はおっとり奥様。掛け合いが楽しい。

  • みすみ

    シリーズ第2弾。引き続き、和製『奥様は名探偵』スタイル。しかし会話がうまい。前作にましてポンポンポンポン、弾むようでありつつとっ散らかりはしない筆致が見事すぎて溜息が出る。これが才能なんだろうな。本題のミステリにしても、ほどよく練られた密室や失踪、犯行誤認トリックなんかが出てきて「これくらいは欲しい」読み応えのラインをちゃんとクリアしてくれている。さすが創元推理文庫の出版。「嫁洗い池」はまあアレだけど、このくらいなら有栖川有栖辺りもたまにやるからな。その分「九寸五分」「ホームカミング」が良かった。

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