Books

ミミズクとオリーブ 新装版 創元推理文庫

芦原すなお

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488430085
ISBN 10 : 4488430082
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

美味しい郷土料理を供しながら、夫の友人が持ち込んだ問題を次々と解決してしまう安楽椅子探偵――八王子の郊外に住む作家の奥さんが、その名探偵だ。優れた人間観察から生まれる名推理、それに勝るとも劣らない、美味しそうな手料理の数々。随所に語り口の見事さがうかがえる、直木賞受賞作家の人気ミステリシリーズを新装版で贈る。

【著者紹介】
芦原すなお : 1949年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学院博士課程中退。86年『スサノオ自伝』でデビュー。90年発表の『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、第105回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • geshi

    とぼけたユーモラスな空気感を漂わす文章につかりながらちょっとした謎解きを楽しむ日常+ミステリ。妻の作る料理の美味しそうな描写はたまらないし、主人公のボケツッコミのような会話のリズムが好きな人いるのも分かる。純粋なミステリ好きからすると説明の途中で茶々を入れられるのがわずらわしくはある。夫婦絡みの事件が多く、主人公たちと対比して夫婦とはと思わされる。『梅見月』の過去のなれそめ話の中でもうまいこと掌で転がされている可笑しみ、『赤い珊瑚の耳飾り』の女性ならではの視点からの推理、などが好みだった。

  • ぶんぶん

    【図書館】新装版という事で初読になってしまったが、再読である。 と言っても、あらかたストーリーは忘れているので初読に近いかも。一言でいうと安楽椅子探偵物の一種である。料理上手の奥さんが作家の亭主を助けて事件解決のひと肌脱ぐというストーリー。奥様が健気でちょっと古風な感じがまた良い。旦那も口八丁手八丁でやり手のワトスン役で味のある人物。事件を持ち込むのが警官の河田、こいつがいつも食材と一緒に事件の解決を依頼する。 純粋な推理物そこにユーモアが入るので面白い、ちょっぴりペーソスも交じって夫婦漫才の風味もある。

  • Ribes triste

    小説家のぼくと、謎解き名人の奥さんの連作短編集。おいしいそうな家庭料理もさることながら、ぼくと奥さんの連携プレーの謎解きに心温まる。2人のなれそめ話の「梅見月」がとても素敵でした。やみつきになる面白さです。

  • まり

    図書館本。初読みの作家さん、面白かった。主人公の奥様がお料理も上手でさらに謎解きが得意ってすごい。ついでに主人公の旦那様も上手く転がしている…。謎解きは面白かったけど…余計なツッコミを入れずに最後まで聞いて欲しかったよ…主人公。なかなかな適当な主人公で驚く。

  • 練りようかん

    安楽椅子探偵の連作短編集。庭のオリーブの木に餌をもらいに来たミミズクがいる情景。妻の高い推理力は有名らしく友人や警察官が意見を求めて来訪、手土産と手料理そして御礼の品のやり取りが一興で舞台のこしらえ方が素敵だ。書き置きから真意を探る家出の相談、殺人事件までの行動を裏付ける習慣や心理の違和感と推察は納得の連続。おいおいと話を止めたくなる「紅い珊瑚の耳飾り」はここまでくると逆に楽しいという境地になり、画家は女性の顔を左から見た方から描きたがる説に確かに!と手を叩いた「姫鏡台」は伏線も良かった。次編も期待。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items