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千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝

艾未未

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041119631
ISBN 10 : 4041119634
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1967年、文化大革命により、詩人の父・艾青は息子・艾未未とともに、小シベリアに追放された。29年にはパリに留学、帰国後の49年には新生「中華人民共和国」の建国に関わった艾青だったが、建国後18年、反革命分子として屈辱を味わわされていた。57年、混乱の中で生まれた艾未未は、極貧の十代を過ごし、自分の運命がある日、誰によるものとも知らずに変わってしまうことを知る。自由な詩作を制限されながら、チリの詩人パブロ・ネルーダとの旧交を温め、詩に身を捧げた艾青。国と芸術の間で翻弄される父を見て育った艾未未は、81年、まだ亡命同然と思われていたアメリカ留学を申請。時を経て国に戻り、中国を代表する現代美術家となった艾未未は、次々と新しいアートを生み出しては当局に物議を醸し、北京のオリンピック・スタジアム「鳥の巣」の建築にも携わるが、2011年、北京空港で突然、官憲に逮捕拘禁されることになる―。

目次 : 透明な夜/ 心は燃えている/ 中国の大地の上に雪は降り/ 太陽に向かって/ 新たな時代/ 庭師の夢/ 北東の果てから北西の果てへ/ 世界は君たちのもの/ 風よりも自由に/ 民主主義か独裁か〔ほか〕

【著者紹介】
艾未未 : 1957年、中華人民共和国の北京に生まれた。80年代初期からアメリカ合衆国に住み、93年に北京に戻った。人権と言論の自由を主張するアーティストとして、世界で作品が展示され、ソーシャルメディアでも活躍する。人権財団から創造的反体制に対する「ヴァーツラフ・ハヴェル賞」、アムネスティ・インターナショナルから「良心の大使賞」(2015年)、「高松宮殿下記念世界文化賞」(2022年)など、複数の受賞歴がある

佐々木紀子 : 北海道出身。東京外国語大学ロシア語科卒業。科学・歴史系のノンフィクションから、ミステリ・サスペンス小説まで、幅広い分野の翻訳に携わる。趣味はロンドンの美術館めぐりと、美術館で行われるアートのワークショップに参加すること(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆのん

    1980年代から現代美術家として活躍。その一方で社会運動にも力を入れている。現代美術にも中国の政治的歴史にもかなり疎い状態で読んだ自伝。三分の一程は父親の自伝となっていて社会運動家としてもアーティストとしても父親とその追放生活の影響が大きかった事が伺える。過去と現在の経験が無ければ彼の生み出すアートもまた違ったのではないかと思う。大きく見えない敵との闘いがアートへの原動力にもなったのかもしれない。勾留シーンの様な事が現在もある事に驚く。いつか変わる時が来ると良いが…。

  • りえぞう

    ◎。長編で重かったが、ただのヒゲおやじじゃないことがよくわかった。こりゃ祖国には帰れないな。文革以降も中国政府、やることはあまり変化ない。

  • AstiN

    あまり艾未未氏のことは知らなかったが、2代にわたり中国という国に大きく影響されることを余儀なくされたなかで、精緻に構築された思考と、真の部分で変わることのない芸術家としての誇りと意識を強烈に感じた。 前半部分の父親のほぼ半生記がある中で、今の中国と過去の中国の比較もでき、艾未未氏がそこに対比構造を見出している中で、現代中国の状況を一面から知る非常に興味深い歴史的な資料にもなっていると思う。

  • dulce_zakka

    興味深い。何者かが分かった。

  • takao

    ふむ

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