Product Details
ISBN 10 : 4061983814
Content Description
狂気と正気の間を激しく揺れ動きつつ、自ら死を選ぶ男の凄絶なる魂の告白の書。醒めては幻視・幻聴に悩まされ、眠っては夢の重圧に押し潰され、赤裸にされた心は、それでも他者を求める。弟、母親、病院で出会った圭子―彼らとの関わりのなかで真実の優しさに目醒めながらも、男は孤絶を深めていく。現代人の彷徨う精神の行方を見据えた著者の、読売文学賞を受賞した最後の長篇小説。
【著者紹介】
色川武大 : 1929年生まれ。1941年東京市立第三中学校入学。1945年8月、敗戦。中学を離れ、焼跡を徘徊。かつぎ屋、ヤミ屋、街頭立売りなどやる。また、ヤミ商事会社、薪炭配給所、通運会社、新興出版社などに少年社員として勤めるも、いずれも見習い期間が保てず、博打で喰いしのぐことを覚える。1961年中央公論新人賞に応募。入選(題名・黒い布)。11月、「中央公論別冊文芸特集」に受賞第一作「水」を発表。1968年変名“阿佐田哲也”週刊誌に麻雀小説を書く。1978年4月「離婚」を「別冊文芸春秋」に発表。第七九回直木賞を受賞。1981年「新潮」四月号に発表した「百」により川端康成文学賞を受賞。1989年2月『狂人日記』により読売文学賞を受賞。4月10日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
青蓮
読了日:2015/08/09
ω
読了日:2022/01/29
あじ
読了日:2019/04/16
松風
読了日:2015/08/04
東京湾
読了日:2020/03/09
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

