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シンクタンクとは何か 政策起業力の時代 中公新書

船橋洋一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121025326
ISBN 10 : 4121025326
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界大戦や恐慌など、歴史上の危機から生まれたシンクタンク。革新的なアイデアをもとに政策を提言し、社会を動かしてきた。ポピュリズムの台頭や中国とロシアが仕掛ける「情報戦争」に直面する今、シンクタンクの「政策起業家」たちはどう応えるのか。「シンクタンク小国」日本の課題は何か。米国の現場を知り尽くし、現在は自らシンクタンクを率いるジャーナリストが、実体験を踏まえ、国際政治の最前線を描く。

目次 : 第1章 時代がシンクタンクをつくり、シンクタンクが時代をつくる/ 第2章 米国シンクタンクの政策起業力/ 第3章 ポピュリズムの時代に/ 第4章 進化と多様化/ 第5章 中国とロシアのシャープ・パワー/ 第6章 政策起業家たちの素顔/ 第7章 日本の課題―公共と公共政策を政府と民間でともにつくる

【著者紹介】
船橋洋一 : 1944年北京生まれ。東京大学教養学部卒。68年、朝日新聞社入社。北京特派員(80〜81年)、ワシントン特派員(84年〜86年)、アメリカ総局長(93〜97年)などを経て、朝日新聞社主筆(2007〜10年)。この間、米ハーバード大学ニーメンフェロー(1975〜76)、米国際経済研究所(IIE)客員研究員(1987)、米コロンビア大学ドナルド・キーン・フェロー(2003)、米ブルッキングス研究所特別招聘スカラー(2005〜06)を歴任。2013年まで国際危機グループ(ICG)執行理事を務め、現在は、三極委員会(Trilateral Commission)のメンバーである。慶應義塾大学法学博士号取得(1992)。2011年9月に日本再建イニシアティブ(17年7月にアジア・パシフィック・イニシアティブに発展的改組)を設立し、理事長に就任。著書:『内部―ある中国報告』(朝日新聞社、1983年、サントリー学芸賞)、『通貨烈烈』(朝日新聞社、1988年、吉野作造賞)、『アジア太平洋フュージョン』(中央公論社、1995年、アジア太平洋賞大賞)、『同盟漂流』(岩波書店、1997年、新潮学芸賞)、『カウントダウン・メルトダウン』(文藝春秋、2013年大宅壮一ノンフィクション賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    ご自分の経験などをご参考にかかれたもので非常に説得力あるものではないかと思いました。ただ日本とアメリカでは政権の要を支える人材のありようが変わっているのではないかと思います。アメリカでは政権が変わると今までその政権を支えた人々が在野に散らばりそれがシンクタンクのノウハウをかなり大きなものにしてきたという気がします。日本の場合は縦割りの官庁がそれを支えているのですが最近は官庁独自ではなく政府全体の政策を出してきています。日本では本格的なシンクタンクの活躍はかなり難しいという気がします。

  • あすなろ@no book, no life.

    シンクタンクとは何か?我が国で正確にそれを言える人はどれだけいるのだろう?それぐらい我が国ではこの機関に対し意識稀薄である。これが諸外国や特に米国では異なる。各シンクタンクが米政治に及ぼしてきた影響に関する歴史への記述部である前半は興味深い。翻って何故我が国ではこうしたシンクタンクが育たないのか?これから育つのか?この辺りは筆者の明確な言及は上手く掴めなかったが、これまでそうした歴史的経緯ない国の中でそれらの勃興があるともなかなか思い難い。でも個人的にすごく興味ある仕事である。

  • trazom

    ブルッキングス研究所で働いた経験があり、現在ではAPI理事長として自ら行動しておられるだけに、船橋洋一さんの主張には強い説得力がある。欧米だけでなく、最近では、中露が、国家戦略のシャープ・パワーとしてシンクタンクを積極活用している中で、日本にシンクタンクが根付かないことに対する著者の危機感はよく理解できる。しかし、その要因は、シンクタンク側というより、「知のスパーリング」を好まない国民性や、そもそも「証拠に基づく政策形成(EBPM)」という習慣が根付かないこの国の社会・政治風土にあるように思えてならない。

  • おせきはん

    政権交代のたびに政府の主要なスタッフが入れ替わる米国と、霞ヶ関の中央省庁が政策立案機能を担っている日本では、シンクタンクの位置づけは大きく違います。現状、日本のシンクタンクは中央省庁の調査業務の下請けのようになっていますが、人事異動により中央省庁のスタッフが頻繁に入れ替わることもあり、一つのテーマを深く掘り下げて研究し、省庁の縦割りを越えた政策提言のできるシンクタンクが担える役割は大きいはずです。より自由な立場から政策を論じることのできるシンクタンクの活躍を期待したいです。

  • スプリント

    著名な国内外のシンクタンクの知識がないと本書の内容はついていけないです。 シンクタンクの定義と歴史の概要だけ覚えておきます。

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