Books

毒 Phpサイエンス・ワールド新書

船山信次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569802855
ISBN 10 : 4569802850
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
May/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

わずかな量ですぐに人を死にいたらしめる毒もあれば、じわじわと効いて長い時間をかけて毒性が現れるものもある。ある事件では、急性のトリカブト毒にフグ毒をまぜることで、毒性の発見を遅らせることが行われた。この本では、毒の基本知識から、毒の分類、毒にまつわる歴史、毒と食べ物、犯罪や事件と毒、麻薬と覚醒剤まで、様々な毒を取り上げる。毒は、使い方次第では薬になることもあり、その不思議さに迫る。

目次 : 第1章 毒についての基本知識/ 第2章 毒とは何か/ 第3章 歴史のひとこまを飾る毒/ 第4章 食べ物と毒/ 第5章 毒による事故/ 第6章 毒にまつわる犯罪/ 第7章 麻薬と関連物質

【著者紹介】
船山信次 : 1951年仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。天然物化学専攻。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部研究室室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授などを経て、現在、日本薬科大学教授。Pharmaceutical Biology(USA)副編集長。日本薬史学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • トリオネア

    自分が吸わなくても、タバコは副流煙が迷惑だが、もし大麻が日本で解禁されたら大麻の副流煙も問題になるだろう。大麻のタール(発がん性物質。遅効性)は煙草の3,4倍である。ネコは花、香水、柔軟剤、アロマや消臭剤がイヌよりも肝臓や腎臓を壊す害になりやすいし、鳥は空気の汚染に極めて弱く、大麻の副流煙は人だけでなく人と暮らす動物達にも悪影響を及ぼすかもしれない。かつてはタバコも万能霊薬として売られ、禁煙補助薬も副作用事例でワースト1になるとは、商売もいいかげんなものである。ギンナンは気を付けようと思った。

  • フユコ

    とても読みやすく面白い本だった。毒はとても怖い。毒物の侵入経路について、経口投与と違って注射器は消化液の影響を受けない。肝臓を通過しないので薬物の変化も少ない。化合物はただちに体循環に入るので作用が早い。経口投与による毒物投与より静脈投与の方が毒性が強く出る。この事からも「今だから知りたいワクチンの化学」の中西さんが言っていた「ワクチンに入っている水銀は、サーモンを食べる時にも入っています」という理屈は通らないのではないかと思う。

  • kinkin

    毒の基礎知識、毒とは何か、毒を持つ動植物、化学物質などが書かれている。 ひとつひとつの毒についての解説は簡単であるが、過去に起きた事故や事例も書かれていた。著者は薬学博士。そのこともあってか本文内には化学物質や、亀の甲が出てくる化学式がたくさん出てくる。それらの化学式を読んだり書いたりできることの不思議さに気づく。また普段、私たちは身の回りにある様々な化学物質と付き合っていることを知った。

  • ホークス

    2012年刊。薬学者による毒百科。新書ながら網羅性が高く、文章も読みやすい。何が毒で何が薬かは用量用法によって変わり、薬学に毒の研究は欠かせない。生物由来でも危険な事は同じで、漢方薬だって毒になる。カドミウムや有機水銀、放射性物質、毒ガス、ガマ毒まで幅広い。麻薬や覚醒剤の事件、様々な毒殺事件についても大いに語る。中国皇帝たちが飲んだ不老長寿の薬がじつは毒だった話や、チョウセンアサガオ、ベラドンナ、マンドラゴラなどがどう使われたかも面白い。こわい話がギッシリで、少し気持ち悪くなった。

  • TANGO

    化学式ははっきりいって、私にはちんぷんかんぷんだったけど、毒と薬は表裏一体であることを再認識した。歴史や事件などから読み解く「毒」の世界は、この中にも書いてあるように「薬毒同源」。過ぎたるは尚及ばざるが如し。関わり方で変わるのは、人間も一緒かも。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items