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荻生徂徠の経営学 祀〈まつり〉と戎〈つわもの〉

舩橋晴雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784822247997
ISBN 10 : 4822247996
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2010
Japan

Content Description

日本企業の底力が低下しつつある現状を踏まえ、日本企業がいかに強い組織を再構築していくかを考察する。江戸時代の独創的な儒学者「徂徠」に市場原理主義を超える思想を見る、異色の経営論。

【著者紹介】
舩橋晴雄 : 1969年東京大学法学部卒業、大蔵省入省。大蔵省広報室長、在フランス日本国大使館参事官、副財務官、国税庁次長、証券取引等監視委員会事務局長、国土交通省国土交通審議官などを歴任し、2002年退官。2003年シリウス・インスティテュートを設立。2004年一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ポカホンタス

    職人気質について検索していたらこの本に出会い、寄り道的に読んでみた。朱子学=原理主義ととらえそれを徹底的に批判した徂徠の思想を現代に移しかえることで、現代の市場原理主義を乗り越えようという主旨。名前だけは聞いたことがあるというくらいの荻生徂徠について勉強するいい機会になった。職人による仕事の作り上げ方を理想としているようであり、挙げられている例がオートポイエーシスに挙げられている例と類似していて興味深い。職人気質との関連も深く、よい刺激になった。

  • isao_key

    タイトルを見て「オヤ?」と思った。徂徠と経営学のつながりがよくイメージできなかった。江戸時代の思想家で現代の経営につらなる人物として挙げられるのは石田梅岩である。冒頭で<私は、我が国経営学の祖は、江戸時代中期の儒学者荻生徂徠であると考えている。>とハッキリいう。著者は徂徠の著作をほどんど読んでおり、徂徠についてかなり熟知している。そうでなければ、これほどズバッとは書けない。経歴をみると、東大法学部卒後、大蔵省入省とかなりのエリートである。学者では書けない徂徠像を新たに描き出した点が本書の魅力となっている。

  • koji

    近年、経営学では渋沢栄一が脚光を浴びていますが、著者は江戸の儒学者荻生徂徠を紐解き、徂徠学を講じることで強欲資本主義に汚染されつつある日本型経営に警鐘を鳴らしています。徂徠流の経営術を一言で要約すると「先王の道」を尊び「詩書礼楽」で会得することです。本書は入門編的な位置づけなので、荻生徂徠の輪郭を知るには好テキストですがやや物足りない人もいると思います。本書一読後、松岡正剛千夜千冊の吉川幸次郎「仁斎・徂徠・宣長」の項を読むと(ネットで読めます)、より深く徂徠を知ることができ、徂徠への傾倒が始まるでしょう。

  • (ま)

    町人の実力と同時代と思ってついでに読んでみたが外れ 牽強付会で薄っぺらい・・・

  • 1.3manen

    大蔵官僚だった著者による、二宮尊徳の農村復興の経営と合わせて検討してみたい本。日頃、財務省による消費増税に評者は快く思っていない人間なので、論評などおこがましいかもしれない。朱子学の「身を修め、家を斉え、国を治め、もって天下平らかなり」(38ページ)は、個人の修養の重要性を言っている。少し納得いかなかったのは、組織あっての個人(188ページ)ばかりを強調してはならない。創業、起業の意欲が失せる。これから志向する人には、従業員を雇うならいいが、全部自分でやろうとしているので、逆に嫌な日本社会と思ってしまう。

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