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三月一一日のシューベルト 音楽批評の試み

舩木篤也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276210141
ISBN 10 : 4276210143
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「対旋律が揺さぶる――」。月刊誌『レコード芸術』に2020年1月号から23年7月号(休刊号)まで、22回にわたって連載され圧倒的な支持を得た連載「コントラプンクテ 音楽の日月」に大幅に加筆、書名を変更しての単行本化。「音楽」からの視点と、「音楽とは異なる世界」からの視点を交差させることで、あたかも対旋律が主旋律を引き立てるが如く、音楽の新たな魅力や人生の味わい、世界への問題意識が浮かびあがります。表題タイトルの章の他、「マーラー×緊急事態宣言」、「バッハ×させていただく」、「ワーグナー×川上未映子」等、意外性と刺激に満ちた音楽批評が展開。

【著者紹介】
舩木篤也 : 1967年大阪に生まれ、東京、横浜、北九州で育つ。広島大学文学部文学科、東京大学大学院人文科学研究科、ブレーメン大学に学ぶ。2000年頃より19世紀ドイツ音楽を中心に評論活動を開始。「読売新聞」で音楽評を、NHK‐FMで音楽番組の解説を担当するほか、雑誌、演奏会プログラム、WEB等で執筆。朝日カルチャーセンター新宿校、早稲田大学エクステンションセンター中野校で音楽講座の講師。東京藝術大学ほかではドイツ語講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    舩木さん初の単著書とのこと。心に沁みて、とてもいい。表題の3.11×シューベルトのように、2つづつのテーマで綴られる評論集。樋口一葉×シューマン、原民喜×R.シュトラウスなどの組合せも絶妙。福島の悲劇にシューベルトの変ト長調の即興曲の響きが、シューマンの「春」に一葉の「おおつごもり」が重なる。一番好きなのはブラームス×ボッセの章。「雨の歌」の第2楽章を「これは葬送行進曲なんだよ。私はここを弾くといつも、4人目の子供を出産する時に亡くなった妻のことを思い出すんだ」と言うボッセ先生の言葉に、涙が止まらない。

  • どら猫さとっち

    著者である船木篤也さんのことは、NHK FMのN響演奏会の解説をされているので、よく知っている。そんな船木さんの初の著書が刊行された。評伝的なエッセイというべきか、クラシック音楽だけでなく、映画や絵画、文学から世論などを照らし合わせ、音楽とは関係がない事柄と対比または取り入れながら論じていく、目から鱗の音楽批評。いろんな視点からクラシック音楽を聴けば、またその音楽の奥深さが、ぐっと増していくのだ。

  • Go Extreme

    音楽と戦い: ヴァレーズ《砂漠》 音楽と社会 初演の衝撃 批評の影響 音楽と戦争 死と永続性: ブラームス メメント・モリ 交響曲の哲学 音楽の遺産 人間の存在 音楽と演劇融合: シュプレッヒゲザング 若尾文子 語り歌 演技と音楽 表現の拡張 マーラーと陶酔の音楽: ディオニュソス 『ヴェニスに死す』 陶酔と苦悩 音楽と哲学 感情表現 音楽の歴史的意義: 遺構としての音楽 ヴィトマン《箱舟》 音楽と記憶 文化の継承 現代音楽の影響 批評と音楽の対話: 音楽批評の役割 作品解釈の変遷 演奏と解釈

  • takao

    ふむ

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