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パンの文化史 講談社学術文庫

舟田詠子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062922111
ISBN 10 : 4062922118
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本語で書かれたほぼ唯一のパンの文化人類学。膨大な資料と調査に基づいて古今東西のパン食文化を一望。貴重な写真図版を多数収録。

【著者紹介】
舟田詠子 : 上智大学独文科卒。78年よりパンの文化史を研究。ウィーン在住、ヨーロッパでフィールドワークをする。千葉大学、東海大学元非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    パンの製法が電化に伴って伝承されなくなった、という点に目からウロコ。なんとなくヨーロッパなんかでは基本の味は変わらないものだと思っていたのだけれど、そりゃ時代とともに失われていくものもあるな。パン窯も地方や時代によっていろいろで面白く、人間が知恵を振り絞っていかにパンを作るかに心を砕いていた様子がうかがえる。食べ物のバリエーションが増えて、食べること自体にも困ることはほとんどなくなった現在の環境に感謝したい。

  • くらびす

    私たちが口にするもの以上に習俗の影響を受けやすいものもなく、既に途方もなく長い歴史をもつパンの文化史を(客観的ではあるが想起させるイメージの乏しい)抽象的記述を「排して」語られます。本来実際に経験する以外に不可能な味覚の伝達ですが、調理の手順・用具の具体的な使用法を細かに描写し、それに伴い原材料の味がどう変遷を遂げていくかを動的に叙述して、その大半を成功させているすごい本です。パンを食べるときはもちろん、実際に料理する人にとっては芳醇な経験の下地になることは間違いありません。

  • Saiid al-Halawi

    焼き窯とか地理的な分類の話とかはけっこう楽しめた。ただし中世都市のツンフトの話題なんかは白水の『中世のパン』の方が勉強なる。

  • しょうゆ

    米も好きだけどパンも好き、ってことで何となく買ってみた本だったのですが、予想以上に面白かったです。パン=生というのは納得。小麦社会の人々にとってパンがどれほど重要で特別な食べ物なのかがよくわかります。パンを分け合うことは同じ釜の飯を食うってことなんでしょうね。ヘンゼルとグレーテルの話も面白かった。魔女も当時の習慣に従っているとは意外でした。

  • ともくん

    以前から、シベリア抑留記に出てくる黒パンを食べてみたいと思っていたのですが、先日ついに見つけたので食べてみると、酸っぱくて日本人の味覚には会わないなと思いました。この本によると、昔は小麦粉を使った白パンはとても貴重なもので、庶民はもっぱら黒パンであったようです。主食の歴史は、人の歴史。パンの作り方と形、種類などが歴史を通じて変化していくのが、大変面白いと感じました。とてもすばらしい本です。

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