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古典落語(選)講談社学術文庫

興津要

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062922920
ISBN 10 : 4062922924
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan

Content Description

学術文庫の好評ロングセラー『古典落語』正編、続編に続く第3巻。大衆に支えられ、名人たちによって磨きぬかれてきた落語。古典といわれる噺の数々は、人情の機微、人生のひとこまを笑いの中にとらえ、庶民の姿を描き出す、言葉の文化遺産といえるだろう。明治・大正・昭和期の速記本をもとに、20篇を完全再現収録。
目次

うなぎの幇間
松山鏡
尻 餅
真田小僧
しめこみ
王子のきつね
そこつの釘
浮世床
お神酒徳利
三軒長屋
化けものつかい
味噌蔵
あくび指南
巌流島
笠 碁
唐茄子屋政談
お血脈
野崎まいり
はてなの茶わん
愛宕山
落語鑑賞のために

【著者紹介】
興津要 : 1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    学術文庫の落語の三冊目です。昔は講談社文庫で6冊でしたが、少し精選されたようです。この20編の中では昔聞いたことのある「うなぎの幇間」「王子のきつね」「お神酒徳利」「はてなの茶わん」「愛宕山」がやはり印象に残りました。このように速記録から書き下ろしてくれると読んでいても臨場感が伝わってきます。上方系の落語が多いように感じました。

  • 優希

    笑いの文化遺産から選りすぐった落語の数々がおさめられていました。文字で読みながらも、落語家たちが高座で語っている情景がありありと思い浮かびます。噺自体も面白く、のめり込んでしまいました。落語、ハマりそうです。

  • HANA

    落語名作選。どれも名前を聞いたことのある有名な作品ばかりなんだけど、実際に読んだ事のあるのは、「松山鏡」「王子のきつね」「お血脈」くらい。ほぼ全て面白いのだが、個人的に気に入ったのは「真田小僧」「浮世床」「そこつの釘」、こう見ると市井の人情に趣味に合うのが多いかな。ただ収録されているどの作品も人情や間抜けな人間模様が語らえていて、読んでいて非常に楽しい。一番楽しいのが作中の台詞のリズムで、読んでいても心地よいが実際に耳にするとどのようなものか気になる。実際に高座にかけられたのを聞いてみたいものである。

  • みつ

    講談社学術文庫のシリーズ3冊目。有名どころは少なく、実演はもちろんTV、ラジオ、YouTube等で見聞きしたものも「松山鏡」「王子のきつね」「化けものつかい」「そこつの釘」「味噌蔵」「はてなの茶わん」「愛宕山」に限られるが、他にものどかな作風のものに惹かれる。名前を挙げた作のうち最初の三編は、リアリティのある描写は不要、言葉だけで成立する名作であり、この系統ではさらにシュールさが際立つ「あたま山」「そば清」も入れてほしかった。あと、サゲの鮮やかさ以上にハッピー・エンドが心地良い「幾代餅」「井戸の茶碗」も。

  • 西

    文字で読んでいても落語を聴いているような感じに思えるのが素晴らしい。落語の面白さ、腹を抱えて笑うというよりも、人の話の興味深さかな。好きな噺は「真田小僧」「しめこみ」「そこつの釘」「化けものつかい」「唐茄子屋政談」「はてなのちゃわん」。他もそれぞれ魅力ある噺だった

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