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古典落語 続

興津要

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061596436
ISBN 10 : 4061596438
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2004
Japan

Content Description

「濃いお茶が一ぱいこわい」、「酢豆腐はひと口にかぎりやす」―。大衆に支えられ、名人たちによって磨きぬかれた伝統話芸・古典落語。本書は「まんじゅうこわい」「代脈」「妾馬」「酢豆腐」など、代表的な十九編を厳選。明治・大正・昭和の速記本をもとに完全再現し、日本人の笑いの源泉を描き出す。笑いとともにあった庶民の暮らしが、ここに甦る。

目次 : まんじゅうこわい/ 酢豆腐/ 代脈/ 船徳/ 大工調べ/ 宮戸川/ 妾馬/ 品川心中/ 富久/ 千両みかん/ たちぎれ/ 茶の湯/ 小言念仏/ 禁酒番屋/ 百川/ 金明竹/ 花見の仇討ち/ 山崎屋/ 茗荷宿屋

【著者紹介】
興津要 : 1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学。1999年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    古典落語19篇が収められています。正に続いて読んだのですが、昔読んでいた割には忘れてしまっているものが多く再度あの市むことができました。昔読んだときには主に筋を中心に読んでいたのですが、いま読んでみるとこの中に書かれている江戸時代などの社会生活などがよくわかる気がしました。「まんじゅうこわい」「酢豆腐」「富久」などは何度読んでも楽しめます。

  • 優希

    名人たちが磨き上げた伝統芸能が落語なのだと改めて思いました。言葉だけで全てを伝える。日本人の笑いの原点ですね。

  • みつ

    「まんじゅうこわい」に始まる19編。知ったかぶりの災難を嗤う「酢豆腐」はやはり噺家の表情あってこそ面白さが倍加する。「船徳」「千両みかん」「茶の湯」「茗荷長屋」など聴いたことのある作品も、雰囲気を作り出す噺家の芸を改めて思い起こさせる。「大工調べ」「宮戸川」「妾馬」「品川心中」は、完全な形での収録のようだが、解説にもあるように出来の劣る後半は知らなかった。優れた部分のみが今日まで語り継がれていることがわかる。特に「八五郎出世」で知られる「妾馬」の温かさが沁みる。巻末の日本文学との関連、人物誌も優れたもの。

  • たかしくん。

    「古典落語」シリーズの続編。宮戸川、妾馬、品川心中あたりが良かったかなあ。 でも、もしかしたら、落語ってやはり聴かなきゃ本当の良さは分からないんでしょうねー。

  • imagine

    読んでいくごとに、当時(おもに江戸時代)の生活風景、社会背景がおぼろげに把握できてくる。旅や遊郭などに限られたレジャー、固定された身分制度。戦乱はないものの、ある意味では権力側から見事に抑制されたディストピアでもあった時代。不平不満を通り越して、諦めにもにた庶民感情が、「笑い」という手段で時代を生き抜いたことが窺える。そして巻末の短いながらもアカデミックな著者解説!井原西鶴や十返舎一九らが、すでに落語から影響を受けていたという指摘と、夏目漱石がリスペクトし、引用した落語の元ネタ。著者の研究成果に感謝。

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