Product Details
ISBN 10 : 4022951230
Content Description
大切なのは、歴史学それ自体ではなく、私たちが過去から受け取るギフトである「歴史感覚」をどう継承していくかだ。コロナ禍による自粛の強要で、世の中がまるで戦時体制の再来となっても、日本の歴史学者たちは、何もしなかった。孤独なままに群れあい、同調しない者を叩く風潮がウィルス以上に人々から尊厳と暮らしを奪ったことを、忘れてはならない。私たちの社会に共感の基盤を作り直そう。歴史とは本来そのためにある。一貫して世相と闘ってきた歴史学者による渾身の提言。
目次 : 第1章 インタビュー 歴史学の埋葬から再生へ/ 第2章 理論 歴史なき時代のヒント/ 第3章 時評1 歴史学者かく戦えり―自粛の「戦時体制」に抗う/ 第4章 時評2 人文学には何ができたか―ポストコロナへの青写真/ 第5章 時評3 そして新たな危機へ―菅義偉政権考/ 第6章 対話 歴史はよみがえるのか
【著者紹介】
與那覇潤 : 1979年生まれ、歴史学者(日本近代史・同時代史)。2007年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。同年から15年まで地方公立大学准教授として教鞭をとった後、病気休職を経て17年離職。現在は在野で活動。話題書多数。20年、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環氏と共著、新潮選書)で小林秀雄賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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trazom
読了日:2021/08/19
nnpusnsn1945
読了日:2021/07/29
Sam
読了日:2021/09/20
南北
読了日:2024/06/28
ころこ
読了日:2021/06/24
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