Product Details
ISBN 10 : 4861249864
Content Description
暮らしに見る奄美の近現代史。琉球弧の北部に位置し、8つの有人島からなる奄美群島。この地は、1609年の琉球侵攻以降、薩摩藩による「黒糖搾取」の地となり、戦後は米軍政下に置かれ、厳しい暮らしを強いられてきた。カツオ漁の盛衰、悲願の日本復帰、集落を揺るがした東燃の枝手久島石油精製基地問題―。本書では、奄美大島南西部に位置する宇検村・生勝(いけがち)集落に生きた人々の姿を、数々の資料、住民の記憶によって、浮かび上がらせる。
目次 : 第一章 本土復帰前後の暮らし(水車とガンガタ/ マシュ(塩)炊き/ 茶園組合 ほか)/ 第二章 宇検村の近現代史(讒訴された與湾大親の悲劇/ 薩摩藩の琉球王国侵攻/ 享保十二年宇検方生勝の検地帳 ほか)/ 第三章 生勝集落の人物伝(シマウタの第一人者 坪山豊さん/ 銀座雑貨商殺しの犯人逮捕 名越平巡査/ 昔話語り部の第一人者 久永ナヲマツさん ほか)
【著者紹介】
脇田マスエ : 1942(昭和17)年奄美大島検村生勝生まれ。旧姓・生元。鹿児島県立大島実業高等学校(現在の奄美高校)卒業後、玉川大学通信課程で教員免許取得。母校である久志小中学校で7年間教鞭を執る。1984(昭和59)年に鹿児島市内に転居し、12年間小学校教員として勤めた
名越護 : 1942(昭和17)年奄美大島宇検村生勝生まれ。鹿児島県立甲南高校から1965(昭和40)年立命館大学法学部卒、同年3月記者として南日本新聞社入社。2003(平成15)年編集委員で定年退職。鹿児島民俗学会会員。『南島植物学、民俗学の泰斗 田代安定』(南方新社刊)で第43回南日本出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
