Product Details
ISBN/Catalogue Number
:
ISBN 13 : 9784480095138
ISBN 10 : 4480095136
ISBN 10 : 4480095136
Format
:
Books
Release Date
:
January/2013
Content Description
自己研鑽し、知識を増やすことは、かえって人間を不幸にするのではないか―才知がものをいい、相手を出し抜き、騙すことまでもが出世につながる中国戦国時代の中で、老子はそう考えた。そして農村の自然で素朴な生活に人間の幸せな生き方を見出し、「無為自然」の境地にいたる。無為とは不必要なことは行わないという意味で、孔子をはじめ儒家が貴ぶ学問も、自我を肥大化させるだけの不必要なものと批判した。競争社会を強く否定する老子の思想は、生き方に迷う多くの日本人を魅了してきた。己れの無力を知り、自由に生きるための知恵を、碩学・福永光司の名訳と詳細な注釈で読む。
目次 : 上篇(道経)/ 下篇(徳経)
【著者紹介】
福永光司 : 1918‐2001年。中国思想史家。老荘思想・道教研究の第一人者。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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