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金利を考える ちくま新書

翁邦雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480076458
ISBN 10 : 448007645X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
翁邦雄 ,  

Content Description

住宅ローン金利はどうなるか。なぜ低金利が円安を招くのか。株価暴落はなぜ、どのように起きるのか。金融政策の第一人者が根本から解き明かす。

【著者紹介】
翁邦雄 : 1951年、東京生まれ。京都大学公共政策大学院名誉フェロー。専門は国際経済学、金融論。1974年に日本銀行に入行し、筑波大学社会工学系助教授、日本銀行金融研究所長、京都大学公共政策大学院教授などを歴任した。著書に『期待と投機の経済分析―「バブル」現象と為替レート』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『経済の大転換と日本銀行』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    2025年一冊目。とてもタイムリーな話題を取り扱っていて面白かった。金利と為替の関係、住宅ローンの金利の選択肢、消費者金融の金利と特殊詐欺,闇バイトの関係など、身近な話題と中央銀行との関係がよくわかります。金利とは「お金のレンタル料」であり、今後人口減少し円安が進んでいるわが国では、レンタル料が上がることは期待できなさそうです。植田総裁は、中央銀行は物価安定のために金利を動かすと述べていますが、雇用の最大化や為替の円安リスクも睨んで政策決定をすることが求められています。社会を金利から見る視点が新鮮でした。

  • KAZOO

    金利を中心とした金融経済の分野の本だと思います。著者の本は「金利の知識」「日本銀行」などを読んでいますがやはり知的好奇心をそそられます。この本も女子大の講義を基にしたものでかなりやさしく書かれているといわれていますが、結構内容的には難しいと思われるものがあるように感じました。ただ今はゼロ金利からプラスの金利ということで最近の状況なども踏まえておられて参考になりました。

  • 特盛

    評価3/5。金利についての本。24年の円安ピークに書かれている。金利はそもそもどう決まっているのか、為替と金利の関係や今後の住宅ローンの動向、円安のもたらす影響などが解説されている。あまり目新しいことはなかったけれど、経済学者や中銀が立ててきた為替予想モデルの遍歴、円安の人口動態への影響や、円安がもたらす所得再分配のインパクトの実際など、興味深いトピックはあった。

  • Kooya

    「お金のレンタル料」である金利について色々考察した本。金利の決まり方・住宅ローン・為替レートをはじめ様々な切り口から分析している。個人的に印象に残った部分は、消費者金融に関する章。例えば、貸金業法の改正により、グレーゾーン金利が撤廃されたことで、多重債務者の数は減少した。しかし、貸出金利の上限引き下げは、多重債務者をはじめ信用リスクが高い人への貸出を減らす。その結果、新たな資金調達手段として闇バイトや特殊詐欺が用いられ、件数も増加している様は、最近のニュース等を踏まえると、腑に落ちる考えだと思った。

  • 読人

    著者が同じちくま新書で出している「日本銀行」が参考になったこともあり手に取った。本作は主に金利が家計に影響を与える側面としてサラ金、住宅ローン、為替といった波及経路が紹介されているが、為替の章は面白かった。マイナス・超低金利による円安の功罪について説明されているが、弊害の多さを指摘してる。一般消費者+輸入業者から輸出業者への補助金というのは理解していたが、外国人労働者の忌避による人口構成への影響は考えたことがなかったので参考になった。8月の株価暴落についても考察されている。

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